売木村山村留学センター
売木学園

〒399-1601
長野県下伊那郡売木村45-551
Tel:0260-28-2116
Fax:0260-28-2116
お問い合わせはコチラ

">HOME >  ブログ >  6月26日

売木村の山村留学ブログ

6月26日

5月末に開催された渓流釣り祭りに参加して以来の釣り活動を行いました。今回は本当の渓流釣りに挑戦しました。というのも小中学生は渓流釣り祭りでは渓流ではなく釣り堀での釣りだったからです。

畑の草とりを行った後11時頃よりまず釣竿と仕掛けの準備をしました。
釣竿は4月に切って乾かしておいた竹です。切り出した時に長さ調整はしてあったのですが川幅が狭いという説明を聞いて再度長さ調整をして180㎝くらいにカットしました。
続いて仕掛けの準備です。渓流釣り祭りで使った仕掛けを改造しました。渓流釣り祭りはウキ釣りの仕掛けを使いましたが今回は脈釣りをするためウキやウキゴムを取り外し、仕掛けの長さを竹竿に合うようにカットしました。前回覚えたエイトノット(八の字結び)を忘れてしまった子が多い中、素早く結び終えた小学生がいました。

お昼ご飯を食べ、食休みをして15時前に留学センターすぐ下の岩倉川に向かいました。

釣り堀のように仕掛けを水に入れたらすぐ釣れると思っていた子もいたようですが本当の渓流釣りではそう簡単に釣れません。釣り堀には600匹以上の魚が泳いでいたわけですが、実際の川の魚が隠れやすい”たまり”や”落ち込み”といった場所は限られていてそういった場所に多くても数匹しか魚はいません。
いかに魚の気持ちになってそういった場所を探せるか、どれだけ魚に気づかれず、脅かさないように釣りをすることができるかが渓流で魚を釣るコツになります。

たくさん歩きいろいろな場所を試してみる子、一か所で何回も仕掛けを上げては投げ込むを繰り返して粘る子、子どもたちの性格が出ます。
釣り始めてしばらくすると「釣れた!」という声が時々聞こえだしました。大小様々ですが天然の綺麗なイワナをゲットです。

幸先よく女の子たちが釣り上げる中、糸が絡んだり、根がかりしてハリスが切れたりといったトラブルが続いていた男子たちもようやくイワナをゲットして一安心した様子です。

Rさんは一人でイワナ3匹を釣り上げました。みんながイワナを釣る中、良型のアマゴを釣り上げたSさんはご満悦です。
みんなが釣りをしている最中に河原で寝そべりお昼寝をしている子もいました。6月にしては異常なほど高温の日が続いていますが林の中の川べりはとても涼しく、気持ちがいいのです。(刺されるとかゆくなる虫はいるのですが…)釣りだけでなく、森林浴も楽しめた活動になりました。


17時の鐘が聞こえたため釣りを終了。釣果を倉庫前に持って上がってきてお腹を出す下処理をみんなでしました。渓流釣り祭りの後に130匹ほどを処理したので、もうみんなお手の物です。

2時間ほどで今回は13匹釣れました。渓流釣りでは1日釣り歩いても数匹しか釣れないこともあるので大漁と言ってもいいでしょう。
素揚げにしてもらい夕飯の時においしくいただきました。

釣れたから楽しかったのか「またやりたい!」「次はいつできますか?」といった声がたくさんありました。

22/07/05

ひとつ前に戻る