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売木村の山村留学ブログ

8月20日

8月20日(土)は、PTA親子作業とレクの予定でしたが、新型コロナウイルス感染症が拡大している状況をうけ中止となりました。そこで、2学期初の学園の週末活動は、畑の草とりをすることに決定。継続生たちは、帰園後すぐに自分の一坪畑の様子を見に行ったので、畑がどんな状態になっているかを知っており、草とりをしなければならないことに合点がいった様子でした。もう少ししたら漬け菜の種を蒔く予定なのですが、学園生たちが夏休みの間 放置されていた畑は、酷いことになっていたので、まずは草とりをする必要があったのです。

午前9時から畑へ一か月ぶりに皆で向かうと、一か月前にメークインとむらさきいもを収穫し、ざっと均してマルチをかけ直しておいた畝と畝の間の通路には雑草がびっしり!! 一人一列ずつ通路の草とりを担当することにし、着手。あ~、また草とりか…なんていうだるい感じが見え隠れしている子たちもいましたが、雨で土が湿っていたので、気持ちよいくらいに雑草を根っこごと引き抜くことができる状態で、どんどん手を動かす子たちもいました!! 大きなスベリヒユやメヒシバなどがたくさん生えており、ひとつ抜くだけでもとてもすっきりした感じがすることが、草とりを進める原動力になっていた子たちも。
それほど日が差さず、気温も上がらない中だったので、各自休憩を挟みながら草とりを続けていくと、一時間半ほどできれいにできた列もありました! 手を動かした分だけ結果が目に見えてわかり、自分を鼓舞しながら、指先でつまんでとらなければならない様な小さな草も全部丁寧に抜いていました。

初めに担当した通路の草を抜き終え、土が見えるようになったら、次の列に取りかかります。土が湿っているので、地面にお尻をつけないよう ずっとしゃがんだままの姿勢で草をとり続けると、足がしびれたり、背中や腰が痛くなったり、膝の裏が痛くなって前進する時に転びそうになったりしていましたが、以前の草とりと比べると、注意されるまでさぼったり、飽きて立ち歩いたり、手を動かさずぼーっとしたりし続ける子は少なかったです。
草とり開始から二時間半経つと、道路から向かって右側のゾーンの通路の草とりに移りました。同じ作業の繰り返しなので、集中力が切れてさぼったり虫など他のことが気になったり、軍手を外して小さな雑草を摘みとっていると、草で手を切ったりする子たちも出てきました。しかし、根がしっかり張っていてなかなか抜けない草をひたすら引っこ抜き続け、人差し指と親指が痛くなっても、手を動かさなければ終わらないと思い必死に頑張った子、担当した通路に生えている全ての雑草を根こそぎきれいに抜くことに挑戦し続けていた子も!!

それぞれ、足や背中や腰・膝裏・手指などの痛みに耐えながら12時15分頃まで何とか草を抜き続けると、最初と比べ、見違えるほどきれいになり、土が見え 畑らしくなりました!
さぼってしまった子たちの反省の弁も多く聞かれましたが、大変だったけれどきれいになった畑を見て嬉しかったと話す子たちや、すっきりした気分になったとか頑張ったと思えたと言う子たちも。また、作業後のお昼ごはんがとてもおいしく感じられたと話す子もいました!

午前中三時間強 草とりをしたので、午後は自由時間に。雨が降る予報でしたが、なかなか降り出さず…。学園生たちは、センター内で、学校の宿題をしたり昼寝をしたりしてのんびり過ごしていました。大人が、センターの軒下にできていたキイロスズメバチの巣を駆除したところ、巣の中にはたくさんの幼虫が!! ピンセットで全て取り出した幼虫は、釣り餌にもってこい。「渓流釣りに行かない?」と声をかけられた学園生たちのうち、「行きたい!」とすぐに反応したのは釣り愛好家の一人だけでしたが、「じゃあ僕も。」ともう一人。

二人は、以前に作った竹竿と仕掛けを準備し、服装を整えて、センターのすぐ近くを流れる岩倉川に向かいました。竿先のリリアンに仕掛けをつけて、ポイント探し。川の水量が増していたので気をつけながら、魚が隠れていそうな場所を探し、魚に気づかれたり魚を脅かしたりしないように川に糸を垂らしました。
どんどん場所を変えながら試してみるものの、数十分経っても釣果なし…。そうこうしているうちに、大人がアブラハヤを一匹釣りあげると、

同じ所に仕掛けを投げ込んだ子が、午後3時半に同じくアブラハヤをゲット! 「釣れた!」という嬉しい声があがりました。その2分後、立て続けにまたアブラハヤがかかりました! いつも柳の下に泥鰌は居らぬはずですが、幸運が続きました! 一学期に全員で渓流釣りをした際には一人だけボウズだったので、渓流の王様や女王だと称されるイワナやアマゴなどが釣れたわけではなかったけれど、喜びもひとしおの様子。

午後4時頃、場所を変えながら糸を垂らしていくも、この日はなかなか釣れない 釣り愛好家と、対照的に同じ所で何回も仕掛けを投げ込んだり上げたりを繰り返す子が、一緒に釣りをしていました。その後数十分、それぞれ場所を変えて粘りましたが、釣果を伸ばすことはできず、雨もぽつぽつ降り出したので釣りを終了。二時間ほどで、アブラハヤが三匹釣れました!
釣ったアブラハヤを倉庫前に持ってあがり、二匹釣った子は自分で内臓を出す下処理をしました。もう何度か体験したことがあるので、朝飯前。そのまま厨房で唐揚げにし、晩ごはんのおかずを一品増やすことができました!

22/08/24

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