売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

8月27日

8月27日(土)の午前中は、中学生が部活動に行ったり、忘れ物をとりに学校へ行ったりした子たちがいて、センターには二人しか残っていなかったので、計画していた畑作業は午後 行うことに。雨が降る予報だったので、いつでも羽織れるようにレインスーツを用意し、活動するのに相応しい服装や持ちもの・農機具を自分たちで調えました。午後2時から畑へ行き、じゃがいもの畝の跡地に、漬け菜の種まきをするための作業に取りかかりました。先日の草とりの時に、初めに着手したゾーンでしたが、すでに雑草が生え揃っている通路もあり、適当さが露見してばつが悪そうにしていた子も。

また、じゃがいもの畝の跡地には、雑草の繁茂を防止しようと、学園生たちが夏休みの間 マルチシートを被せておいたのですが、半信半疑ではがしてみるとほとんど雑草が生えておらず、マルチシートの防草効果を目の当たりにし「すごい!!」と、驚いていた子たちもいました! マルチシートをはがした元々畝の部分も、畝と畝の間の通路の部分も、まずは鍬で耕起することに。久しぶりに鍬を振るい、すぐに疲れて手を休める子もいましたが、土に適度な湿り気があったので、作業は捗りました。じゃがいもを収穫し終わった場所全てを、全員でどうにか耕すことができました。

それから、ざっと畝を作り、鍬で畝の中央に深さ20~30㎝ほどの溝を掘りました。畝の中心部に溝を掘り、肥料をまいて土を埋め戻す溝施肥は、以前にもしたことがありますが、「どれくらい掘ったらいい?」

「掘った土が山になっちゃうけど、どうしたらいい?」「なんか畝が曲がってる…。」などと難儀しながら進めていた学園生たち…。一人で一畝を担当し、何とか掘ることができた溝の中に化成肥料を適量まき、土を埋め戻すことに。その後 鍬を巧みに扱って、畝作り。もう何度めかの畝たてなので、鍬の使い方や土の盛り方・整え方など手取り足取り指導されなくても、なんとかやっていました。また、今回 まくのは漬け菜の種なので、高畝にする必要はなくほとんど土を盛り上げなくてよかったため、主に畝の形を整えたり、表面を平らにしたりして仕上げていきました!

それから、マルチシート張り。マルチをぴんと引っ張りながら平畝に被せ、両側に土を載せて押さえていきます。この作業は皆、お手のもの。男女にわかれて数人で協力し、役割を交代しながらきれいに張っていきました! そして、マルチシートが張れた畝から順に、種をまく場所に印をつけていくことに。この日まく“源助かぶ菜“の種は本来、畝に筋まきするもののようですが、後々の間引きの手間を考え、点まきすることにしたのです。大きく育った時のことを考えて、株間15㎝・条間30㎝の二条植えにすることにし、ものさしで測りながらマルチシートの上から軽く開けた穴を、種がまけるくらいに少し広げていきました。速さを競い合いながら作業をする男子たち…。しばらくすると、まき穴を開けたマルチで覆われた10本の平畝が並び、種まきをする準備ができました!

いよいよ“源助かぶ菜”の種をまく段階に。とりあえず、一畝を二人で受け持ち、一人 一条分は責任を持って作業をすることになりました。担当する一列を決めたら、種を受け取り、まき穴の土の表面を指で均しました。点まきでは、一つのまき穴に数粒の種をまくのが普通ですが、今回は一か所に二粒の種をまくことに。源助かぶ菜の種は、直径2㎜くらいの非常に小さいサイズ。目を凝らしながらの作業!

まき穴に、指でつまんだ二粒を1~2㎝離して5㎜くらいの深さに置いていきました。足元の土に小さな種を落としたり、二粒の種をくっつけて置いたりしないよう神経を使いながら、丁寧に進めていく学園生たち…。見分けはつきにくいものの、土と種の色は違うので、まき穴に種を二粒 きちんと置いたかどうか確認し、軽く土をかけ、鎮圧していきました。しゃがんだまま横に移動して作業を続けるので辛そうでしたが、黙って作業する姿が見られました!

担当する畝に、心を込めて源助かぶ菜の種をまき終えたら、次の畝に移っていき、準備した畝全てに種をまくことができました。適当に種をまいたら、発芽した時にばれてしまうことを恐れたのか、皆 きちんと二粒ずつ数えて土に置いたようで、結果的に種が余りました。最後に種まきをした畝のまき穴には、十数粒の種がまかれたか所も!!
最後に、たっぷりと水やり。これからは、毎朝の畑当番の子が水やりを担当します。心配された雨には一時しか降られず、午後5時には終了。学園生たちは、無事に源助かぶ菜が育ち、お漬けものにしておいしく食べる日を心待ちにしていました!

22/09/02

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