売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

11月6日

昨年と一昨年は新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を鑑み中止された 村の秋色感謝祭&新米まつり が11月6日(日)、3年ぶりに開催されました!! 道の駅南信州うるぎにて11時から、山留生と地元の子たちで構成する“うるぎ子ども太鼓”含め三団体が太鼓演奏をする予定だったので、山留生9名は、9時15分からセンターの外で、太鼓の搬入搬出の手順を確認したり、太鼓の事前練習をしたりしました。今期初めて、人前で披露する機会であり、さらに初めての屋外での演奏。外で太鼓を打つとどんなふうに聞こえるのか先に確認しておこうということで、本番を想定して打ってみたのですが、不安が残るまま練習終了。10時に太鼓を車に積み込み、衣装を身にまとった山留生たちは11時からのステージに間に合うようセンターを出発し、歩いたり走ったりして会場へ。

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会場には、新米や採れたて野菜・果物、手作り加工品など売木村の特産品の出店が並び、多くの人で賑わっていました。11時になると、愛知県の黄柳野高校和太鼓部『鼓虎』の演奏が始まり、それを鑑賞した売木子ども太鼓メンバーたち。ここ二年はコロナ禍で様々なイベントの中止が余儀なくされてきたため、ほとんどの子たちは他団体の太鼓演奏を聴くことすら初めてなのでした。迫力ある演奏に圧倒され、緊張したり自信がなくなったりしてしまった子どもたち…。いよいよ、うるぎ子ども太鼓による“三宅島神着木遣太鼓”の発表!! 太鼓のセッティングを終えると、演奏前のMCを聞き、太鼓とみこしが練り歩くことを知らせる木遣唄から始まりました。
皆で動きを合わせ、お互いの音を聞こうとはしていましたが、屋外での演奏なので音が響かず苦労していました。緊張したまま打ち、ちょっとした失敗をするたびに焦っていた子たちもいれば、打っていくうちにいつもの感じを取り戻してしっかり打てた子たちも。

腰を低く落として打つことを意識し、そろそろ打ち止めるという内容の唄を全員で唄って早打ちをして終了。元気よく大きな声でかけ声をかけたり、地打ちに遅れないよう 皆で合わせるよう早打ちをしたりすることは、思っていたほどできませんでしたが、お客さんたちからは温かい拍手をいただきました。
子どもたちは一度 その場からはけ『うるぎ山のぶんなり太鼓』さんの演奏を見ました。楽しい感じが伝わってくる素晴らしい演奏に感動したのと同時に、自分たちの未熟さに気づかされたという子も!
それから、太鼓を指導してくださっている藍羽さんが作曲された“楽”を、黄柳野高校和太鼓部とうるぎ山のぶんなり太鼓の人たちと、うるぎ子ども太鼓のメンバーで合同演奏。いつもと同じ3人で大太鼓について打った子たちもいれば、いつもとは違うトリオになったり、高校生や大人に混じって大太鼓を打ったりした子たちもいました。ぶっつけ本番だったので、速いテンポで演奏してしまう人に合わせようと全体が走ったり、ずれたりしてしまいましたが、何より曲名どおり楽しく打てたようでした!!

一緒に太鼓演奏をした三団体全員で「ありがとうございました!」とお客さんに挨拶した後、記念撮影!

皆と揃えて大きな音で打ったり大きな声を出したりすることができなかったとか、笑顔ではなく辛そうな顔で打ってしまったとか、バチ回しや縁打ちが上手くできなかったなどの反省もあったり、他団体の演奏を見て、格好良さに憧れを持ったり、構え方や堂々とした姿、体全体を使い 腕も大きく振って打つなど学ぶところもたくさんあったりした秋色感謝祭への出演は、学園の収穫祭にむけて良い練習の機会となりました! また、練習不足を痛感したようなので、これから一層練習に熱が入ることでしょう。

22/11/11

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