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売木村の山村留学ブログ

1月7日・8日

センターの周辺に年末に積もった雪はもうなくなっていたけれど、5日に帰園していた学園生2人は1月7日(土)の午後、今季初のアルペンスキー活動をしました!

午前中にスキーブーツ合わせや板・ストックの準備、活動ミーティングをし、早めの昼食をとって、車でお隣りの愛知県にある茶臼山高原スキー場へ。
スキー場のトイレや休憩場所を確認し、注意事項を聞いて、念入りに準備体操。初心者1名と初級者1名だったので、とりあえず一緒に講習することに。まずは、平らなところで、スキー板の着脱の仕方、ストックの持ち方などを覚えたり確認したりすることから。

そして、片足にスキー板をつけ、歩いたり、ストックで漕いで滑ったり、両足にスキー板をつけ、歩いてみたり、ストックで漕いで滑ってみたり。片足に板をつけた状態ならまだ上手く操作できたものの、両足になると難しい様でした。 トップ開きと、テール開きの方向転換も練習しました。自分の足に長い板をつけているという意識が足りず普段の感覚で動こうとすると、板をもう片方の板で踏んで体勢を崩したり、転んだりしてしまいます。ストックを持たずにスケーティングも! 不安定になり、怖がる子もいましたが、それでもだんだんとスキー板をつけているという感覚に慣れてきました。転んだときの起き上がり方の練習もしました。雪面からお尻を持ち上げる瞬間に板を動かしてしまい、立ち上がれないうえに、滑り出してしまったり、またお尻をついてしまったり。立ち上がるコツを体に覚え込ませるまでみっちり頑張りました!

ようやく緩斜面を滑る段階へ。滑るためにはまず、斜面を登らなければなりません。カニのように横向きに登る階段登行を練習。初めはずり落ちていきながら奮闘していましたが、エッジを上手く使い 小股で登ることなど初級者が良いお手本となってくれたので、初心者も指導員が立っている所まで登ってくることができました! そして、次なる難関は緩斜面の下向きにプルークスタンスで立ってから滑り出すこと。平地とは違い、緩斜面の下向きにその体勢を作ることは大変難しかったようですが、ストックやエッジを意識して使い、恐る恐るチャレンジ! プルークスタンスで真っ直ぐ滑り、自然に止まるところまで滑り降りていきました。初心者は、初めて斜面を滑るという感覚を味わった様。

何度か階段登行でゲレンデを登り、滑った後は、ソリゲレンデに併設されているベルトコンベアー(ベルコン)に乗車して斜面を楽に登り、スキーで滑って止まりたい所で止まる練習を繰り返しました。

汗をかくほど動いたので、午後3時頃、半ば強制的に休憩を挟むことにし、車に戻り、おやつを食べたり水分補給をしたりしました。しっかり休んで後半の練習に備えてほしかったのですが、車に乗り込んで座席に座ることなく車外で小休止する子も! しかもすぐに休憩をきりあげたがり…。
そんなわけでわりと早くに活動再開。今度は、スキーゲレンデに併設されている少し長めのベルコンを利用。先ほどの階段登行で登ることに比べたら、実に楽で、ベルトの上でじっとしていると、緩斜面のゲレンデの一番上まで連れていってくれます。そこから、今までより長いコースをプルークスタンスや、スピードコントロールしたり、止まりたい所で止まったりする練習をしながら滑りました。下まで滑ったらまた、ベルコンに乗って緩斜面の一番上へ。

キックターンなどを練習した後、滑り降りていると、初心者が転んでしまいました。すると、近くまで滑っていき、立ち上がるまで見守る初級者の姿が! 斜面で転んだ時の起き上がり方は習ったけれど、すぐに起き上がれないことがわかったので、少し特訓することに。
陽が陰りだした午後4時、最後の一本を滑りました。人生初スキーを体験した子は、足に長いものをつけた感覚をつかむことができました!

初級者は、滑るという感覚や滑る時の姿勢を取り戻すことができた様。最後は、しっかりと板に乗って滑り降りました。スキー板を外して、帰る準備。
車に乗って、途中、山水で喉を潤してからセンターに帰り、片づけをしました。

1月8日(日)は、7日(土)に帰園した子もスキーブーツ合わせや板・ストックの準備をし、午前10時頃車に乗ってセンターを出発。3人の学園生たちは、前日と同じ 茶臼山高原スキー場で、アルペンスキー活動をすることに。
二日連続でスキー活動をする2人は初級者として、この日 加わった1人は初心者として、わかれて講習開始。人生初のスキーを体験するという子は、前日にやはり初心者だった子が踏んだ練習過程を同じように辿ることに。初級者2人は、午前中、前日に練習した緩斜面で滑ったり止まったりするおさらいに注力しました! お昼ごはんを食べ、休憩した後、初級者チームはリフトでスキー場のてっぺんへ。長いコースを曲がりきれなかったり転んだりしながら、滑り降りてきました。

前日よりも雪がやわらかくなっていると感じながら滑っていた子も! 天気が良くて、気持ちよく滑ったり転んだりできた様です。

また、滑っている時に見える景色の良さに気づいたり、たくさんのうさぎの足跡などを見つけ驚いたりしながら、スキー活動をより楽しんでいました。
初めは、スピードコントロールや曲がることができず勢い余って指導員にぶつかってしまった子も、エッジの使い方や体重移動などを意識して練習し、スキー二回目にしてちゃんと自分の意志で止まれるようになりました!

怖かった中斜面で、スピードコントロールしながら滑ったり、曲がったりできるようになり、転ぶ回数も減って、自身の上達を感じられた子も!
平地や緩斜面で練習をしていた初心者も、午後3時頃には初めてリフトに乗車し、スキー場のてっぺんから滑り降りることに挑戦! 止まりたい時に、ストックを雪に刺して止まろうとすることが多かったため、ストックを持たず、スキー操作に集中することに。

スキーを操作して減速して止まることを体に染み込ませようと、ガッツを見せながら練習。ストックなしでも臆することなく、果敢に挑んでいたものの、初めての中斜面では斜度も雪質も違い、何度も尻餅をついたり転んだり…。しかし、緩斜面で転んで起き上がり、また滑りだす…ということを嫌というほど実践したおかげで、中斜面で転んでも、無駄な体力を使わずに済むくらいスムーズに立ち上がる動きができるようになっていました!

なんとかゲレンデの下の方まで滑り降りてきたら、みっちりと練習した緩斜面で、ストックを正しく持ち、この日習得したことを自分でまとめて滑ってみました! たった一日で、とても良い姿勢で滑ることができるようになり、滑る感覚やバランス感覚もつかんだ様。

午後3時半、活動終了。3人とも、次の目標を決めて、上達を目指そうと意気込んでいました!

23/01/14

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