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売木村の山村留学ブログ

5月6日

午前中、継続生は畑のビニールハウス内の草取りと畝立て・マルチ張りを、新入園生は中庭のビニールハウス内や周辺の草取りをしてから、継続生が作った畝に夏野菜の苗を定植しました。
今回は、中玉トマト・ナス・きゅうり・ピーマン・万願寺とうがらし・オクラのポット苗を定植することに。継続生は去年植えた野菜の位置や特徴を思い出しながら、指導員と一緒に今年の作付け計画を立てました。それぞれの野菜で株間が変わってくること・背丈が高くなる野菜はビニールハウスの天井ぎりぎりにならない位置に支柱を立てること・連作障害を防ぐこと等を考慮し、苗を植える位置を決めるためです。
続いて、それぞれの野菜ごとに株間を測り、苗を植えるための穴をマルチに開けました。マルチ下の畝に苗がすっぽり入る深さの穴を掘り、その際によけた土を植えた苗の株元に寄せて軽く押さえます。苗を傷つけないように、根鉢が崩れないようにと、やさしくポットから取り出していました。また、水やりをして根本に凹みができてしまう状態を防ぐために、定植した苗の株元が少し盛り上がるように植えつけ、手で触れて確認をしました。

次に、オクラ以外の定植した苗の横に支柱を立てました。

紐を8の字にして苗と支柱をくくる作業では、慣れた手つきで行う継続生のお手本を見ながら、新入園生も、支柱にしっかりと縛りつつ苗側はできるだけ自由が効くように軽く紐をくくるよう気を付けて作業しました。

最後は苗の株元にたっぷりと水やりをしました。ビニールハウス内の気温は屋外に比べて暖かいですが、雨水は当たりません。そのため、学園生たちが毎朝交代で水やりを行っていきます。

午後は、雨が降ってきたため倉庫内で苗づくりを行いました。ポットに培養土を入れ、かぼちゃ・いんげん・ズッキーニ・四角豆・茎立ちブロッコリー・エンツァイ・枝豆の種を植えました。その中でも、四角豆やエンツァイは馴染みがないという新入園生もおり、どんな味や食感の野菜なのかは無事に育ってからのお楽しみです。

作業は3チーム(2人1組・3人1組)にわかれ、空のポットを手渡す人・ポットに土を入れる人・土が入ったポットをかごに並べる人と役割分担をしながら進めていきました。ポットに土を入れる際、土を床にこぼしてしまった学園生は、すくう土の量を調節したり慎重な手つきになったりしていました。

野菜によって種の大きさが違い、薬品処理された種には色が付けてあること、種をまくために空ける土の穴の深さが異なってくることも知る体験となりました。午前中に定植した苗と合わせて、毎朝の水やりを行い、それぞれの種がどんな成長をしていくのか観察していきます。

また、同日の日中に、センター近くの竹藪から細い竹を切らせてもらいました。今後、渓流釣りをする際に使う竿を作るためです。
小雨が降っており、足元が良くない部分もある竹藪の中をどんどん進んでいく継続生の後ろには、おそるおそる足を進めながらついていく新入園生の姿がありました。指くらいの細さの竹を見つけると、まっすぐかどうか、ちゃんと先までがあるかどうかを確認をしてからのこぎりで切りました。

一人ひとり探し出し、自分で切った竹を担いでセンターへ戻ると、枝と幹の股の部分をかたい棒などでたたく枝打ちの方法やコツを継続生に教えてもらいました。枝打ち作業を繰り返していると、新入園生も慣れてきたのかスムーズに手を動かしながら「綺麗に取れると気持ちがいい」と話していました。継続生の中には釣り好きの中学生男子がおり、枝打ちをした竹を手に取り、長さや曲がり具合等の特徴を見て、どんな魚を釣るのに向いている竿なのかイメージしていました。

23/05/29

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