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売木村の山村留学ブログ

5月27日

午前中は、中学1・2年生が休日部活へ行ったので、小学生・中学3年生の3人で畑作業を行いました。

まずは、4月22日に植えたじゃがいもの“芽欠き”をすることに。じゃがいもの種いもを植えた畝は全部で10本ほどですが、見てみると、たくさん芽が出ている畝とほとんど出ていない畝にはっきりと分かれています。日当たりや水はけの具合等、場所によって多少違いはあると思いますが、それにしても差異が大きすぎる気がします。これはきっと植え方の問題かと思われます。誰がどの畝を担当したかは定かではありませんが、一人一本の畝に種いもを植えていったので、ほとんど芽が出ていない畝を担当した人の植え方が良くなかったのでしょう。植え方によって発芽率が変わってくることがよくわかりました。

芽欠きは、栄養を分散させずに大きなじゃがいもを作るために行う作業です。一か所から数本(1~6本)発芽している芽の中から、太く大きな芽を2本(1本しか発芽していない場合はそのまま)残し、他の芽は引き抜きます。どれを残すか迷ったり、基部からしっかり引き抜くことができなかったりしていましたが、たまにスッと引き抜けると気持ちが良さそうでした。

次に、5月6日(土)に皆で種をまいたポット苗がそろそろ大きくなってきたので、それらを定植するための畝を立てることに。指導員に指示された場所に、鍬を使って畝を立てていきましたが、いつの間にか曲がってしまったり、ぐねぐねしてしまったり、平畝でよいのに土を盛りすぎてしまったりしていました。また、3人とも畝の中心がわからなくなり、他の人の畝に侵食していったり、通路が狭くなったりしてしまったので、マルチを張ることも考えて予定していた畝の場所を少しずらす事態に。一人一本の畝立てを担当していましたが、小学生は二本の畝を合体させて一本の畝に作り変えました。

なんとか計7本の畝を立て、次はマルチ張りです。小学2年生が畝にマルチシートを被せて後退しながら伸ばしていき、他の2人がマルチシートの両側を足で踏んで引っ張りながら鍬で土をかけていきました。ペースが合わなかったり、マルチシートのセンターラインと畝の中心がずれたりすることもありましたが、3人で協力していました。所々しわが寄ったり、空気が入ったりしましたが、すべての畝にマルチシートを張ることができました。

そして、いよいよ定植です。中庭のビニールハウスから、ズッキーニ・かぼちゃ・いんげん・エンツァイのポット苗を運び、それぞれの苗の株間を測って畝に定植しました。育苗した野菜苗の葉っぱの形や根の張り方にそれぞれ違いがあり、感心している子もいました。
最後にたっぷりと水やりをして切り上げ。暑い中3時間ほど作業を頑張りました。

昼食後の13時45分からは、午前中部活に行っていた中学生4人で、さつまいもなどを育てるための高めの畝を数本立てることに。特に暑い時間帯であったからか、部活に行って疲れたからか、少し動きが遅いようでしたが、一人一本の高畝を一生懸命立て、皆で協力してマルチシートを張りました。

また、15時半からは、6月3日(土)に予定している諏訪湖ヨット・カヌー活動の事前ミーティングに参加。村の子にも声をかけた活動なので、参加を希望する村の子3人も、学園生と一緒にミーティングに臨みました。
諏訪湖の地勢・船の歴史・当日の流れや持ち物などの話や説明を聞き、ロープワークの練習もしました。学園生たちは5月7日にロープの結び方の練習をしたので、復習です。しかし、大半の子があまり覚えていないようでした。「本結びだけは覚えてる!」「巻き結びってどうだったっけ?」「もやい結びができない!」などと言っていました。 しかし、少し練習すれば、徐々に思い出してきた様。「あー!これだ!」と叫んでいました。ヨット・カヌー活動において、ロープワークは切り離すことのできないスキル。当日までにしっかりできるようになっているとよいのですが・・・

ヨット・カヌー活動事前ミーティング終了後の17時すぎから、短時間だけ畑作業を再開しました。 中学1・2年生が立てた高畝にさつまいもの苗を植え、葉が焼けないように敷き藁をしたり、芽が出ていないじゃがいもの畝にさといもの苗を植え付けたり、午前中に定植したかぼちゃやズッキーニの葉の下にも藁を敷いたりしました。

23/06/02

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