売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

9月10日

9月10日(日)に売木小中学校の運動会が行われました。
売木村では、「うるぎ大運動会」と称し、村民が一堂に会して運動会を行います。今年は9月9日(土)に行う予定でしたが、前日8日(金)の天候と当日のグラウンド状態の影響で中止。中止の場合は、学校と保育園の競技種目だけが順延となるので、少し寂しくなります。

8時半、なんとか天候に恵まれ、暑い中ではありましたが、元気よくスローガンを宣誓し、開会。
一つ目の競技は徒競走でした。保育園児、小学生、中学生の順に走りました。1位になれた子、惜しくも2位になってしまった子、僅差で勝った子、負けた子、それぞれで喜びや悔しさを感じることができたようです。

その後は、小学4~6年生の「竹引き」、小学1~3年生の「ダンシング玉入れ」がありました。竹引きでは、Nさんのいる白組が2戦2勝。腰を低く落とし、粘り強く引く様子が見られました。ダンシング玉入れでは、Foorin×米津玄師の“パプリカ”に合わせて、1番はダンスを、2番は玉入れを行いました。Tさんはうろ覚えだったのか、隣の子をチラチラ見ながらでしたが、元気いっぱいに踊ることができました。

他には、全校児童生徒全員による「綱引き」や「リレー」、保護者の方や観戦に来てくださった村の方も交じっての「売木音頭」や「大玉送り」もありました。
また、全校の人数が少ない分、自分が参加しない競技の時には、その競技のサポート役に回ります。特に、中学生はあまり休む暇がないほど、競技のサポートに回っていました。子どもたちも、皆で作り上げる運動会であることが、よくわかったのではないかと思います。
声がかれてしまいそうなくらい大きな声で応援したり、全力で競技に参加したりした子どもたちでした。小学生から中学生まで、年は離れていますが、今年のスローガンである“一致団結”がしっかりできていました。お疲れ様!

疲れた様子でセンターに帰ってきた子どもたちは、運動会の感想を言い合いながらお昼ご飯を食べ休憩をし、15時頃からはヤギの冬のエサ集めをしました。
センターで飼っているヤギ(ちょび)は、夏場はセンター周辺に生える雑草を主に食べています。しかし、冬の間は雪が降ったり地面が凍結したりするため、食べるものがなくなってしまいます。そこで、毎年、冬が来る前に予め大量にエサを集め、乾燥させておくことにしています。ちょびが冬を越せるだけの量のえさを一度で集めることはできないので、何日かかけて採ります。前日9日(土)にも、行いました。
今回のターゲットは、前日同様くずの葉です。他の植物や、葉柄と葉柄から先の葉を採り終えた蔓などをかき分けながら、あちこちにはびこっているくずの葉と葉柄を折るように採っていきます。Sさん、Hさん、Nさんは、体中に擦り傷を負いながら、ひたすら踏み荒らし、道を作っていました。時には、足を滑らせたり、蔓に引っかかったり、穴にはまったり・・・。それでも、冒険のようで楽しいのか、何度も、そして何本も道(獣道?)を作っていました。動物が大好きなMhさんは、ちょびのことを考えて、美味しそうな(きれいな)葉だけを狙って採っていました。しかし、くずは自然のものなのでどうしても虫食いの葉などがあり、それらも採らざるを得ませんでした。

17時頃には終了。散々荒らしまくりましたが、その分ちょびの冬用のエサをたくさん集めることができました。それでも、まだまだ足りません。
引き続きエサ集めを頑張ります。

23/09/15

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