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売木村の山村留学ブログ

10月14日 そば刈り

10月14日(土)の午後は、学園長さんにそば刈り体験をさせていただきました。今まで気がつかなかった子がほとんどでしたが、通学路沿いの畑で、学園長さんがそばを栽培していたのです。
昼食後に、「今からそば刈り体験をさせてもらいに行くよ」と急遽告げられると、「そばって何?」とNさん。そばが何から作られているのか知らなかったようです。他にも知らない子がいたようでした。

学園長さんに鎌での刈り方を教えてもらい、いざ体験。刈り方は、先日行なった稲刈りと同じだったので、学園生は余裕そうな表情をしていました。そばの背丈が高く、ほとんど倒れてしまっていたので、株元を少し持ち上げて刈っていきます。そうしていくと、持ち上げるだけで茎が折れるそばもあり、鎌が必要ない時もありました。また、土が柔らかく、株元を強く持ち上げると、根っこごと抜けてしまう時もありました。しかし、鎌でしっかりと刈り取れた時は「ポンッ」や「パンッ」など、とても良い音がします。中が空洞になっているからです。その音を気に入った子もいたようでした。

刈り進めていくと、そばの他に生えていた植物を発見。“食用ほおずき”でした。学園長さんは植えた覚えがないそうなので、どこからか種が飛んできて、自然と成長したようです。食用ほおずきは、紫・緑・黄色など様々な色の実をつけ、熟すとガクが破れて中の実が露出します。そのため、中の実が見えてきた頃が収穫の適期となります。しかし、この日に見つけた食用ほおずきは、まだガクが破れていない、つまり食べるにはまだ早い状態のものばかりでした。まだ食べられないならしょうがないと、諦めてそば刈り作業を再開する子もいれば、その一方で「まだ早いけれど、そのうち食べられるなら今も食べられるでしょ」と、ガクを破って中の実を食べている子がいました。収穫適期のほおずきは、甘酸っぱいと言われていますが、成長途中のほおずきは、酸っぱ辛い。「生のピーマンの味に似てるかも」と言っていました。
また、ある昆虫の卵も発見。見つけた学園長さんが、虫好きなTさんに「これは何でしょう」といきなりのクイズ!「かまきりの卵」と、見事正解していました。

広い畑でしたが、大人数で刈っていくと、やはり早い。あっという間に全てのそばを刈り取ることができました。刈り残しがないかを確認した後、代表でMrさんが体験の感想(「刈った時に、クウシンサイを収穫する時みたいな音がして楽しかったです!」)を伝え、全員で学園長さんに「ありがとうございました!」と言って終了しました。

刈り取り体験をしたそばは適量を束ね、畑に立ててしばらく天日乾燥してから脱穀するそうです。数日天日干しをしてから実をとるそうです。学園生たちは新そばの振る舞いを心待ちにしていました。

その後、車で旭地区下り沢付近に行き、ヤギの冬用のエサを採ることに。2時間程くずの葉をひたすら採り続けました。
また、センターに戻る途中、岩倉地区で車から降り、クワの葉も採りました。カゴ6つをパンパンにすることがノルマだったので、みんなで協力して採っていました。中には高い所の葉を採るために「スーパージャンプ!」と言って跳び、枝を掴んで、背の低い子も採れるようにしてくれていた子がいました。

23/10/19

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