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売木村の山村留学ブログ

11月23日 畑の片づけ・冬の準備活動

11月23日(木)は勤労感謝の日で学校がお休みだったので、冬の準備活動を行いました。
まずは、冬の暮らし方のついてのミーティングをし、長野県の冬の食糧保存方法などを聞きました。
次は、2学期に入りすぐに畑に種をまいた❝源助かぶ菜❞の収穫をしました。源助かぶ菜は、野沢菜の仲間で、野沢菜より大きな葉っぱと、より柔かな食べ心地から、長野県の南信地域では昔から親しまれているかぶ菜です。そして、このかぶ菜を漬物にし、厳しい冬に備えたそうです。8月の終わりに、その日に来ていた体験留学生と共に種をまいた源助かぶ菜はぐんぐん成長し、収穫の目安である“葉が赤紫色”にほとんどなっていました。包丁でかぶと菜の境目を切って全て収穫することに。極太のかぶ菜があったり、逆にひょろひょろのかぶ菜があったりと、様々なサイズのものがかなりたくさん収穫できました。

そして、マルチシートを剝がし、土に埋まっているかぶも収穫しました。かぶ菜同様、様々な形のかぶが収穫でき、「これ変な形」と周りの子と見せ合っていました。
その後、鍬で掘り残したかぶがないか確認しつつ、畝を崩して平らにし、畑の片づけを行いました。
春から始まった今年の畑作業が、この日で全て終了です。たくさんの作物を育て、収穫し、美味しくいただくことができました。

次は、採った源助かぶ菜を漬物にする準備です。かぶ菜の根元に入り込んでいる土などを落とすように丁寧に水で洗っていくので、手がかじかむ大変な作業。雪が降る中行った都市や、風が強い中行った年もありますが、今年は無事に天候にも恵まれ、少し暖かい中での作業となりました。とは言っても、これまでで一番の豊作なので、根気のいる作業。4槽に分かれ、バケツリレー方式で洗っていきました。
漬物になった後、食べる直前に洗うものではないので、漬ける前にしっかり洗い、アブラムシや汚れなどを落としていく必要があります。
「あと何カゴ?」「まだまだあるなー」と途中で飽きた様子が見られましたが、しっかりと洗い続けていた子もいました。正午も過ぎたので、お腹が空いた子もおり、普段よくしゃべる子が無口になったり、空腹を紛らすためなのか、逆にしゃべりまくったりしていました。

また、きれい好きな子やかぶ菜が苦手な子は虫食いや変色した葉など食べられない部分を遠慮なしに取り除きながら洗っていたので、洗い終わったころには全体の3割ほどに減っていました。
全部洗い終わったら、昼食をはさみました。暖かい日といっても、水を使う作業なので、やはり皆手がかじかんでおり、「箸が上手に使えない」と嘆いている子が何人かいました。
昼食が終わったら、先ほど洗い水を切っていたかぶ菜を切り漬けにするために包丁で食べやすいサイズに切ることに。下までしっかり切れず繋がっていたり、3㎝くらいと言われていたのに徐々に大きくなって5㎝くらいに切られたりしていましたが手分けして全てを切り終えました。切ったかぶ菜の重量を測ってみると、なんと45.5㎏!漬けるために準備していた調味料が足りないほどの量でした。

いよいよ漬ける作業。
あらかじめ用意していた調味料の量を考え、この日は30㎏だけ醬油漬けにすることに。2つの樽にかぶ菜と醤油、砂糖、酢を適量入れてしっかりと混ぜました。
うち蓋の上に重石を置き、後は温度変化の少ない倉庫で寝かしておくだけ。早ければ1週間ほどで食べられるそうなので楽しみです。

この日は、11月の農家入りの日。遅くとも16時にはセンターを出発し歩いて農家さん宅に向かい、農家生活が始まる予定だったのですが、活動に思ったよりも時間がかかり、もう日が暮れる時間に。荷物を車に載せ、特別に学園生たちも途中まで車に乗って行き、数百メートル歩いて農家さん宅に向かうことになりました。

23/12/05

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