4月14日 畑作業
14日(日)は、休日の部屋掃除をした後、畑作業をしました。 今年度初めての畑作業なので、ミーティングののちまずは畑おこしから。センター長さんが冬の間に固まった土をトラクターで耕し、牛糞を混ぜ込んでくれた畑を、今一度鍬を使って耕します。継続生を真似ながら、新入園生も備中鍬や平鍬を使って畑をおこしました。「疲れた」「腰が痛い」と言いながらも、懸命に作業していました。
この日の予定は最終的にじゃがいもの種芋を植えること。そのため、次は畝を立てるところに溝を作り、化成肥料を撒きました。植えるじゃがいもの種芋に当たらない深さに肥料を撒く必要があるので、鍬を使って25~30cm程の深さの溝を掘りました。継続生が先に浅い溝を掘り、新入園生がその溝を深くするという役割分担で行っていましたが、継続生は真っすぐの溝を掘り進めることに苦戦し、左右どちらかに寄っていっていました。後退しながら作業していくので、隣の溝と平行にすることを心がけつつ、勘を頼りに掘り進めますが、なかなか上手くいかず・・・。「心が曲がっているから溝も曲がってゆく」と嘆く子もいました。
溝に化成肥料を撒き、土を戻して埋めたら、その上に畝を立てます。新入園生は継続生に教わりながら作業していましたが、初めてなので継続生のようには上手くいきませんでした。また、継続生も久しぶりに鍬を握ったので、時間がかかり、気付けば13時前。一度お昼休憩を取ることにしました。
14時過ぎから、畝立て作業を再開。溝掘り同様、曲がっている畝やくねくねしている畝が何本かある中、山留3年目のJさんは、ペアのHtさんに教えながらも、手早く畝立てをしていました。少しくねっていたものの、他の畝よりきれいに作れていたので、他の子たちから「さすがだ~」と言われていました。
少し口下手な継続生のHkさんとMさんのペアだった新入園生のAiさんとAtさんは、何をやればよいのか分からずぼーっとしたり、やってほしいことを伝えられても、途中で飽きて休憩したり話し込んだりしていました。また、指導員とペアだった山留1年目のYさんは、やり方を教えられても聞いていなかったり、遊びだしたり・・・。初めての農作業で、新入園生は農業の大変さを痛感したようでした。 畝が立てられたら、次はマルチ張り。保温や保湿、雑草抑制のために、畝に黒いビニールシートを張ります。最初に、継続生3人でお手本を見せ、その後新入園生も実践してみました。ピンと張れずにしわが寄ったり、畝の中心とマルチシートの中心がずれたり、足や鍬でマルチシートを破ってしまったりしましたが、3~4人で組を作って全ての畝にマルチシートを張ることができました。
そして、いよいよ種芋植え。株間を30㎝にするべく、30㎝間隔でマルチシートに穴を開け(印をつけ)、植え忘れがないよう、穴のそばに種芋を置いてから、一斉に種芋を植えることにしました。今回植えるのは、メークイン151個、信州の伝統野菜であるむらさきいも37個です。種芋の植え方で芽の出方や育ち方が変わってくるので、丁寧に植えることが求められます。
「ちゃんと芽が出るかな~」「美味しいじゃがいもができますように」などと言ったり思ったりしながら植えていました。 最後に水やりをしますが、翌日が雨予報だったので、今回は如雨露でやらずに自然の雨で水やりを。これから晴れが続く日は、朝の仕事時に交代制で水やりをしていきます。おいしいじゃがいもができるといいな~。
また、軍手が土で汚れたので、新入園生はついでに洗濯板の使い方を学び実践してみました。汚れがひどいまま洗濯機に入れてもきれいにはならないので、手でもみ洗いしたり、洗濯板を使って下洗いしたりする必要があります。洗濯機がなかった時代は、全ての衣類を手や足や洗濯板を使って洗濯していたそうです。力がいる作業でもあるので、洗濯機のありがたみがわかったと話す子もいました。
24/04/28