4月20・21日 農家生活ミーティング・農家対面のつどい
20日(土)午前中は、継続生4人が休日部活へ出かけたので、新入園生の7人で過ごすことに。
まずは、入園してから2週間ほど生活する中で学んだ基本的な生活習慣や生活技術についてDVDを見てのおさらいをしました。 次に、ラジオ体操の練習をしました。毎日“朝のつどい”でラジオ体操を行っていますが、みんなきちんとした体操ができていないので、特訓の時間を設けました。一つひとつの動作のNGな例や動き方のポイントなどを見たり聞いたりしながら意識して練習し、きちんとした体操ができるようになるまで行い最終的にはテストを受けます。ラジオ体操は、しっかりやれば全身運動になり疲れます。何度も練習して疲れた様子を見せる子たちや、座り込んだりエスケープしたりする子がいる中、中学1年生のHtさんは、何度もテストを受け、諦めずに合格を目指していました。最後にはAsと共に及第点にたっしましたが完璧合格は後日に持ち越し。他の子はテストを受ける勇気が出なかったので、受けませんでした。
昼食の配膳開始ぎりぎりまでラジオ体操を練習し、昼食後は箸練習をしました。継続生は昨年度一年間でだいぶ箸の持ち方が上手になりましたが、新入園生にはまだ正しくない持ち方をしている人がいるので、小豆の皿移しゲームをしました。小豆を皿からすいすいはさんですんなり別の皿に移せる人と、逆になかなかはさめないで全く皿に移せない人、左の皿から右の皿にはすんなり移せるけれど、右の皿から左の皿には移せない人など様々でしたが、懸命に練習していました。上手く皿に移すことができると嬉しそうでしたが、できないと顔が曇って少し機嫌悪そうにする子もいました。
その後は、いよいよ翌日に迫った農家入りに向けて、農家生活についてのミーティングを行いました。農家さんのお家で過ごすにあたっての約束事を確認したり、農家入り・センター入りの流れを聞いたりしました。 また、夕食後には農家入りの荷物についての説明も受け、消灯時間までの少ない時間で荷物の準備を進めました。
21日(日)は、朝から農家入りの荷物の準備と荷物整理と部屋掃除を行いました。どの農家さんにお世話になることになるのかみんなで予想しながら荷物準備や掃除をする様子が見られました。 農家対面のつどいのリハーサルの後、「○○と一緒がいいな~」「たぶん○○と一緒だろうな」などと話しながら昼食を食べ、お家の方も来られて14時から農家対面のつどいが始まりました。
42期生を受け入れてくださることになった農家さんは4軒。農家さんのご紹介や、学園長さんや農家代表さんのお話を聞いたり、学園生が一人ひとり自己紹介と農家生活の目標を発表したりし、つどいの後半には緊張の農家割り発表を!センター長さんが封筒の封を切る瞬間は、みんなドキドキしている表情を浮かべていました。名前を呼ばれ、どの農家さんにお世話になるかを発表されると、少し硬い表情で受け入れ農家の父さん母さんへご挨拶。同じ農家さんでお世話になる子たち(仮の兄弟姉妹)に対して嬉しそうな表情を浮かべている子もいました。
つどいは30分ほどで終了し、農家さんごとに写真撮影をした後、車に荷物を載せ、この日だけは特別に農家さんのお家まで車に乗せていっていただくことに。 今年度も、100日程度をそれぞれの受け入れ農家さんのお家で過ごさせていただくことになります。農家の父さん母さん、仮の兄弟姉妹とはより濃密な関係を築き売木村に山村留学をしているからこそ体験できる、貴重な農山村生活をぜひ味わってほしいです。
24/04/30