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売木村の山村留学ブログ

5月25日 畑作業

25日(土)は、卓球部に所属している中学生3人が練習試合へ行ったので、午前中は8人で畑作業を行いました。
まずは、現在栽培中のじゃがいもの畝周りや通路、この日畝を立てる予定の場所の草取りをしました。最初は真剣に作業していましたが、途中で飽きてしまった子がちらほら。少し手を止めてみたり、虫に夢中になったりしていました。また、小さくて細かい草がたくさん生えていたので、それに手間取ったのか、予定よりはるかに時間を費やしてしまいました。

次に、畝を立てました。センター長さんが以前機械で耕してくださっていたので、そこまでかたくはなっていませんでしたが、改めて畑を起こし、畝を立てる場所に溝を掘って肥料を撒き、そこが中心になるようにして畝を立ててマルチを張ります。午前中に畝を立てるところまで(=マルチ張りは午後)作業することを目標にしていましたが、草取りに時間がかかってしまったので、午前中は溝を掘り終えるところまでしかできませんでした。
しかし、掘り終えた溝を見てみると、Mさん(+Aiさん)が掘った溝が素晴らしいほどに真っ直ぐ!本人は「起こした跡や紛れている雑草を頼りに進んでいったら思ったより真っ直ぐに掘れた」と話し、周りの人から褒められて嬉しそうにしていました。他の子たちが掘り進めた溝は、くの字に曲がったり、左右に偏っていったり・・・。後ろ向きに真っ直ぐ進んでいくことはとても難しいものです。

昼食を済ませた後は、練習試合から帰ってきた中学生3人も加わって全員で畑作業再開。溝に肥料を施し、畝を立てました。しかし、ここでハプニング!畝の中心部分に目印となる棒を立てて畝を作り進めていましたが、いつの間にか隣の畝との間が狭隘になっている箇所がありました。畝と畝の間の通路が狭いと、畝をたくさん立てられたり、通路の草取りが楽になったりしますが、作業するときに畝を踏んでしまったり、この後マルチを張る時にマルチを押さえる土が取れなかったりして不便になります。5本の畝を立てる予定でしたが、急遽4本に変更することにしました。

さつまいも用の畝を立てたAhさん・Kさんは、高い畝を立てましたが、それ以外の子たちは、今回は平畝を立てました。指導員に手直ししてもらった部分もありますが、継続生を中心にどうにか作業し、畝立ては完成。溝を真っ直ぐ掘れたMさんも、畝を立てることは難しかったようで、「やっぱり畝を立てるとなると曲がってしまう」と嘆いていました。

また、Mさんの反対側から畝を立て、途中で合体させようとしていたAiさんは、気がついたらくねくねの畝を作ってしまっていましたが、Mさんが作った部分と合体させることには成功するという小さな奇跡を起こしていました。HkさんとAtさんペアは、何も指示を出さずに作業するHkさんにAtさんが困惑しつつも、何をすればよいか聞いたAtさんにHkさんが答えて二人で作業していました。

畝を立てられたところからマルチを張っていき、全ての畝にマルチが張れたら、今回の本来の目的である苗の定植を行いました。
まずは、さつまいも。さつまいもの植え付け方はいろいろあり、芋づる(苗)を水平植えしたり、少し反らせて船底植えしたり、斜め植えしたり、垂直植えしたり、苗を畝と平行に置いたりします。今回学園では苗を畝と垂直に置いて植えてみることにしました。植えた後軽い力で引っ張ったら抜けてしまう苗もありましたが、根付かせるために、芋づる(苗)を軽く引っ張っても抜けないくらいまでしっかりと植え直しました。
そして、日光で温められたマルチに触れた葉っぱが焼けないように、ふかふかの枕さながら、敷き藁をしました。藁を折ってみたり、結んでみたりと、みんなそれぞれのやり方で枕を作っていました。

次は、先日作ったポット苗の中で、定植しても良さそうなまでに成長したズッキーニの苗を植え付けました。発芽率100%だったので、苗作りは大成功。種を撒いたJさん、Htさんは少し嬉しそうでした。また、ズッキーニは葉を水平に伸ばして成長していくので、これにも敷き藁をしました。

次は、購入した夏野菜の苗をビニールハウス内に定植しました。今回植え付けるのは、なす、きゅうり、甘長トウガラシ、オクラ、大中小様々なサイズのトマト、ピーマンです。しっかり植えないと上手く育たないので、それぞれ責任を持って数苗ずつ定植しました。そして、これらには支柱を立てました。苗が倒れてしまわないように、支柱と苗を紐で結びます。指導員から適当な支柱を持ってくるよう頼まれた継続生4人は、なぜかビニールハウスを突き破る程の長さの支柱を大量に持ってきたので、ぎりぎりビニールハウス内に収まる長さの支柱を選別し、ビニールハウスの天井を突き破らないようにしながら支柱を立てました。
最後に苗にたっぷりの水をやり、使ったものを片付けたり、川で鍬を洗ったりして終了。
ビニールハウス内は毎朝交代制でじゃがいも同様、晴れが続く日には露地栽培のものにも水やりをし、大切に世話していきます!

24/06/03

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