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売木村の山村留学ブログ

6月8日 渓流釣り

8日(土)の午後は、渓流釣りをしました。
まずは、ミーティングで渓流釣りのポイント等を聞きました。5月下旬にご家族の方と楽しんだ渓流釣り祭での釣りは釣り堀だったので、釣りをする人からしたら、前回の釣りは“釣りではない”そうです。本当の渓流釣り、(釣りの難しさ)を体験するために、この日は自分たちで1か月半ほど前に取ってきて乾燥させておいた竹を釣り竿として使い、釣りをすることにしました。
次に、竹竿・仕掛け作りとして、竹や仕掛けを適当な長さに切ったり、竹の先端にリリアンをつけたりしました。竹をのこぎりで切るのに少し苦戦する子がいたり、ダブルフィギュアエイトノットができず、チチワを上手く作れない子がいたりしました。また、リリアンにする麻紐が竹の先端から外れてしまわないように、しっかりとビニールテープで引っ張りながら巻きつける必要があるのですが、MさんやAtさんは、麻紐を引っ張ったらスポッと抜けたり、抜けそうになったりしてしまったので、やり直し(テープの巻き直し)をしていました。
一方、釣りが大好きなJさんとHkさんは、早々に準備ができたので、一足先に釣りへ。ワクワクした表情と軽い足取りで岩倉川に向かいました。

他の子たちは準備に1時間程かかりましたが、なんとか釣り場へ。今回はセンター前の林の中を流れる岩倉川がフィールド。リリアンにチチワを繋げる方法を既に忘れてしまった子が多く、指導員にやってもらっていましたが、前回の釣り祭でほとんどの子がブドウ虫を触れるようになっていたので、自分で針にエサをつけられた子が多かったです。。
岩倉川の水はきれいなので、浅い部分に魚がいるかどうかは目視でわかります。魚たちは、人の気配を感じやすいところや、底が見えすぎるところにはいないので、魚の気持ちになって、岩陰や深いところに糸を垂らしていきます。ポイントにうまく仕掛けを投げ入れられない子が多く、また、川の流れで勝手に下流の方に流れていくので、「難しい・・・。」と言いながらも、ひとまず糸を垂れていました。

みんなが釣りをし始めた頃、一足早く釣りを開始していたHkさんが「あ、釣れた」と言っていました。近くにいたKさんやAoさんが「すごっ!釣れるんだー」と驚いていました。
今回は、釣り祭の時のウキ釣りと違い、脈釣りです。ウキという目印がないので、魚がかかった時は、魚が糸を引っ張る感覚(あたり)を頼りに竿を上げます。Aiさんは、竿がピクピクした気がしたので竿を上げましたが、悔しくもバレてしまったよう。どこで釣っているのかわからない程、みんなから離れたところで釣りをしていたJさんも、最終的には2匹釣りましたが、10回以上バラしてしまったそうです。

ずっと同じところで釣りをしていた子もいましたが、何人かは場所を変えながら釣っていました。釣りというよりも水が大好きなSさんは、指導員と一緒にみんなから遠く離れた上流の方まで行ってみました。さながらシャワークライミングのように、川の中を歩いていたので、水深が深いところは長靴ぎりぎり。何度か水や水しぶきでズボンや長靴の中が濡れてしまいました。途中、岩と岩の間で池のようになったところでは、小さな魚を発見!糸を垂らすとエサに食いついたので、釣ろうとしましたが、針が大きいので釣れるわけもなく・・・。水深があったので、「裸足になってつかみ取りしたかった!」と話していましたが、さすがに諦めたそうです。

竿から外れた仕掛けを絡ませてしまった子や、近くの枝に糸を絡ませてしまった子、指や服に釣り針を刺してしまった子、地球を釣ってしまった(川の中にある石に針をひっかけてしまった)子などがいましたが、1時間半程釣りを楽しみました。JさんとHkさん以外は、釣果ゼロだったので、渓流釣りの難しさを十分に味わえたかと思います。また機会があれば渓流釣りをするので、その時は今日の反省を活かして釣れるとよいです。

24/06/21

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