4月6日(日) キノコの植菌
午前中からキノコの植菌体験活動を行う予定でしたが雨降りだったため、午前中は部屋の片づけや掃除を行い、雨が上がった午後から作業を開始しました。
まずはミーティングでキノコの話やシイタケの歴史、栽培方法の移り変わりなどについての話を聞きました。
また、売木村では昔から原木によるシイタケ栽培が盛んで、干しシイタケにしてたくさん出荷していたという話も聞きました。
その後身支度を整え、倉庫前に移動し、早速作業開始。今回、植菌したキノコはシイタケとナメコ。シイタケは「290(にく丸)」という種類で春と秋の2回収穫できる品種です。肉厚で干すと美味しい品種ですが、もちろん生でも美味しく頂けます。


まずは昨年の秋に伐採し、準備しておいたナラの木の原木にチョークで印を付けます。原木の太さによって印を付ける数を調整しました。


次に、専用ドリルでチョークで印を付けたか所に穴をあけます。新入園生はどの子もドリルを使うのは初めてでした。ドリルの回転が速いため、最初は怖がっていましたが、簡単に穴をあける事が出来ると分かると楽しそうでした。


ドリルであけた穴に木づちで種駒を打ち込みます。今回はシイタケを500駒とナメコを500駒弱打ち込みました。ちなみに売木村でシイタケ栽培をされている方はこの時期に2万駒くらいは打ち込むそうです。
最後に倉庫脇に原木を積み上げ、松の葉と遮光ネットを被せて仮伏せしました。1年間仮伏せし、来年の春に林の中のほだ場に移動させます。うまくいけば来年の秋にシイタケが収穫できます。
今回は午後からの作業だったため、ほだ場を整理したり、昨年植菌したほだ木をほだ場に移動したりはできませんでした。また、例年だとシイタケの収穫も出来るのですが今年は3月が寒く、雪解けも遅かったためか小指の先ほどの小さなシイタケしかまだ出ていませんでした。残りの作業や、シイタケの収穫体験は今週の下校が早い日や来週末に行いたいと考えています。
25/04/08