9月21日・22日 うきうきキャンプ②
21日の13時50分頃から22日の13時50分頃までの24時間で、キャンプ活動を行いました。今回の参加者は、学園生10人と村の子6人の、総勢16人の子どもたち!学園生は、数日前から「キャンプって誰が来るの~?」「村の子たちは何時に来るの~?」など、村の子たちとキャンプをすることを心待ちにしていました。
まずは、ミーティングで二日間の流れを聞いたり、テント班をくじ引きで決めたりしました。そして、今回の野外炊事班のテーマが、“同学年で協力してみよう(人数が少ない学年は、他の学年と合同で)”と聞き、班発表で子どもたちは様々な反応。「やった~○○さんと一緒だ」「この班なら余裕で火おこしできるぞ!」や、「○○兄と一緒が良かったな~」「絶対無理じゃん(火おこしできないじゃん)!」などと言ったり、思ったりしたようでした。


注意事項等を聞いた後、早速キャンプ開始!これ以降はセンターの建物内に立ち入らないことを約束してから、外に出て、林の中にテントを張ったり野外トイレを作ったりしました。
学園生は、3回目(継続生はもっと)のテント張りですが、「このポールってここだよね?」「これで合ってる?」などと指導員に確認したり、間違ったところにポールを通していたり、テントを入れていた袋をそのまま外に放置していたり(なくさないようにテントの中に入れておく決まりとなっています。)と、まだテント設営は完ぺきではないようでした。


テントを張り、野外トイレも作れたら、次はいよいよ夕食作り!野外炊事班で協力して焚き付けや薪を集めたり、かまどを作ったりしました。何回かのキャンプを通して、焚き付けや薪がたくさん必要であることを徐々に理解してきた子どもたちは、班で協力してたくさんの焚き付けや薪を集めていました。そのおかげで、少ないマッチの本数で火おこしに成功する班が続出!太い薪を集められていた班も多かったので、火を大きくして保つことにも成功し、どの班も暗くなる前に夕食を食べることができました。素晴らしい!


18時半過ぎにはどの班も夕食を食べ終え、片付けも終わったので、ご褒美のデザートタイム!焼きマシュマロをいただきました。
また、19時頃からはナイトハイクも!ゆっくり歩きながら星を眺めたり、夏の大三角が見えたので、センター長から彦星と織姫のお話を聞いたりしました。歩き始めは明るい星しか見られなかったけれど、目が慣れてきたら、小さな星まできれいに見ることができ、また、小さな流れ星を見ることができた子も何人かいました。夜に星を眺める機会はあまりないので、売木村のきれいな星空を満喫できた日となりました。


20時半頃にはテントに入り、21時には消灯しました。翌日の起床時間の6時半までは、テントの中で騒がないルールでしたが、テントや寝袋で寝て興奮しているからか、周りの自然の音が気になってしまうのか、朝方に騒ぎ始めた子がいました。また、夜中や朝方はとても寒かったこともあり、うるさかったり寒かったりで快眠は出来なかったと話す子たちもいました。


6時半に起床した後は、川で顔を洗い、テントや寝袋をセンター敷地のフェンスに干してから、朝ご飯作りに取り掛かりました。21日の夕食に続き、朝ご飯も順調に作り始めた子どもたち。コンソメスープに入れる冬瓜を見て「どうやって切るの?」「どうやって皮を剥くの?」など、困惑する子がいたり、焚き付けの新聞紙の置き方が悪くてマッチを無駄に消費した班があったりしましたが、どの班も予定時刻以内に朝食を食べ終え、片づけをすることができました。


そして、干していたテントをみんなで協力してたたみ、苦手意識を持つ子が多い、寝袋たたみもしました。テントも寝袋も空気を抜いてコンパクトにたたむことが大事なので、テントや寝袋に寝そべり、空気を抜いていた子がいました。


朝食作りの時の火がまだ残っていた班がほとんどだったので、昼食作りも楽々(?)成功。火おこしや火の管理は出来たけれど、乾麺そばのゆで方(湯がき方や湯がいた後ぬめりを取る方法など)が分からない子がほとんどでした。


昼食を食べ終えた班から、飯盒や皿を洗ったり、かまどを片付けたり、残った薪を元の場所に返しに行ったりして、13時40分ごろには、キャンプ終了。最後に閉会式をし、集合写真を撮ってから解散しました。今回は、珍しく2日間とも晴れ、乾いた薪が多かったことと、班員で協力してたくさんの薪を集められたことが要因で、どの班も三食とも大きなトラブルもなく作れました。野外炊事班のテーマ“同学年で協力してみよう”通り、同じ学年(同じ班)で協力できたことだけでなく、今回はほとんどの子が楽しそうに野外炊事をしていたように見えました。「めちゃめちゃ楽しかったからまたキャンプやりたい!」と言う子もいました。次回はどんなキャンプになるかな~。
25/10/05