7月16日 ①
1学期最後のセンター活動中の3連休初日。翌日以降の天気予報を考慮し、活動が盛りだくさんの1日となりました。
春、まず、畑に植えつけたじゃがいもは、葉も茎も枯れ、このような有り様になっており、収穫時期を迎えていました。良い天気が続いた後というわけではなったし、この日の天気も曇りだったけれど、掘ることにし、学園生たちは収穫の仕方を聞いた後、2人で1畝を担当することに!!
しなびた茎を手で引き抜くと、大小様々なじゃがいもがくっついていました! 茎だけだった場合には、土を掘ってみるとごろごろ出てきました。「うわぁ~、でかい!」「ちっちゃいのがいっぱいついてる!」「何か、これ、変な形してる~。」などと、歓声をあげながら、次から次へと掘っていく子どもたち。草取りなどの地道な作業の時には、動きが鈍かった子も多かったのですが、今回は違います! 収穫の喜びを感じながら、掘ったばかりのじゃがいもについている土を落とし、どんどんかごへ入れていきました。時々、腐っているものがあり、選別しましたが、捨てるのがもったいなくて、少しでも食べられる部分があると、かごへ入れていた子も。
一通り、男爵を掘ったら、マルチをはがし、遠くからスコップで土を崩したり、軍手をはめた手で隈なく掘り返したりして、掘り残しがないかを確認。男爵の収穫を終えたら、次は、信州の伝統野菜”むらさきいも”を2畝分掘りました。きれいな皮の色が見える度に、喜びの声が!! コンテナに半分ちょっとの量がとれました。
男爵はコンテナ2つに山盛り!! 年の大きい男子が頑張って、畑からセンターの倉庫まで運びました。収穫したじゃがいもは、日陰に広げて数日干します。そして、学園生たちが夏休みで帰省する際に、少しずつお土産に持ち帰る予定。
その後、今度はセンターでりんごに貼るシール描きをし、それを持って車に乗り、りんご農園へ。作業内容は、”つがる”の袋かけです。
前回、摘果をしたりんごの木の、実は直径5~6cmになっていました。しかし、何が原因なのかはわからないとのことですが、一つひとつの実を見ると、サビがでていたり、つるりとした皮ではなかったりするものが多くありました。
袋がけは、別にやらなくてもよい作業ですが、遊び心で、文字やイラスト入りりんごを作るための工程のひとつ。要するに、色づかせないように袋で日の光を遮断し、りんごがある程度の大きさになったら除袋し、シールを貼り、収穫時にそのシールを剥がすと、黒マジックで描かれていた文字や絵の部分は色づかず、浮きあがるというもの。
農園主さんのお話を聞き、早速作業を開始。シール貼りは、除袋の際に行うのが普通なのですが、某指導員の早とちりで、この日、一人2枚描いたクリアーシールを持っていっていたので、少し手順を変更することに。良いと思う実を2つ選び、りんごの肩の辺りにシールを1枚ずつ貼ってから、袋をかけました。
二重になった紙袋を膨らませて被せ、果柄に袋上部の切り込みをはめて寄せ集め、袋の端についている針金で、袋の口を絞ってとめるのです。いい加減にやってしまうと、すぐに外れて地面に落ちてしまうので、きちんとやらなければいけません! 乱暴に作業すると、りんごが落ちてしまうので、優しく丁寧に作業することは意外に難しかった様です。
それから、仕上げ摘果。混み合っているところになっている小さい実や傷んでいる実を摘んでいきました。やはり、もったいなくて、なかなか思いきって摘みとることができない子もいましたが・・・。中には、摘みとった実を食べて、味見をしていた子も!
シールを先に貼って袋かけをしたことが、今後どう影響するかわかりませんが、2学期早々に除袋作業をする予定です。
16/07/20