村めぐり
4月6日(日) 留学生は朝7時起床。なんと、外は一面の銀世界となっていました!道理で、昨夜からやけに寒かったはず。朝のつどいのため、外に集まった子どもたちですが、気温がマイナスなのにもかかわらず、長袖Tシャツ1枚しか着用していなかった子も!
これから1年暮らす売木村について知ろうと、今日の活動は”村めぐり”。午前中は、全員車に乗って、平谷峠・売木峠・新野峠など何か所かの村境を訪れました。売木は峠に囲まれた村だということがよくわかったことでしょう。その途中、H君が「あっ、今、イノシシがいた!たぶん子どものイノシシ!」と。もどって見てみると、特別天然記念物のカモシカでした。
新野峠の近くでは、湧水を飲んでみました。「冷たくて、おいしい!」
お昼ごはんのお弁当は、南一地区の、活動でお世話になるりんご農園の横で食べました。川を見ながら食べた子もいれば、とても寒かったので車の中で食べた子も。
お弁当を食べ終わると、当然のごとく、河原を走り回ったり、水きりをしたり、護岸をよじ登ったり。案の定、川の中に「ぽちゃん」と落ち、靴も靴下もびちゃびちゃになった子が数人・・・。
午後は、歩いて村めぐり。南一地区から、センターのある岩倉地区まで、歩いてみることに。村中を南から北へ、そして東へ向かう、約6~7Kmのコース。時々、雪が舞ったり、雹が激しく振ったりする中を、とりあえず元気に歩き始めました。
小中学校の横にある”白鳥社”にも寄りました。皆のこの1年の無病息災を願って、二礼二拍手一礼。神妙な面持ちの子も!白鳥社が神社だとは知らず、「何かの会社かと思っていた!」なんて言う子も。さらに、売木小中学校を見て、「ここは何ていう学校?」と聞く子も。2日前に登校したはずなのだけれど・・・。
残雪を触ってみたり、つかんだり・・・。
「あっ!あんな所にハチの巣があるよ!」とK君。青い行き先表示の看板の裏に、大きな蜂の巣を発見!!
まだまだ寒いけれど、村の中にも春の兆しが!よもぎ・つくし・カンゾウといった山菜が顔を出し始めていました。子どもたちは、つくしやカンゾウを採ってみたり、生でかじってみたり。少しだけ採ったつくしやカンゾウは、この日の夕食のお汁の実に加え、いただきました。
時々、晴れたり、雹が降ったりと、目まぐるしく変わるお天気の中、どんどん歩いていきました。少し、疲れ始めていた子もいましたが、おやつをもらうと元気回復!村人にはなかなか出会えなかったのですが、車で県外から村を訪れていた人たちにも元気よく挨拶をする学園生たちでした!
途中、薪割機で薪を割る作業をしている方がいらっしゃました。とても興味深そうに、バキッという音とともに薪が割られていく様子を、遠くから見学する留学生たち・・・。センター近くまで数百mという地点では、今の季節は本当に春なのかと疑ってしまうほどの激しい雪の降り方でした。手や足が冷たくなり辛そうな子もいましたが、泣き言を並べることはなく、15:00前に全員無事にセンター到着。予想以上に寒い1日だったので、ゆっくりと村をめぐるのではなく、ハイペースで歩いた活動となりました。まだ長い距離を歩き慣れていない新入園生たちもよく頑張って歩きとおしました!すぐに入浴し、ゆっくりと温まりました。村めぐりの最中は悪天候だったのに、なぜか帰園した途端、青空になり、その後は大変良いお天気が続きました。
14/04/07