釣り祭に参加
25日(日)に、村の渓流釣り祭が行われ、留学生は、保護者や兄弟らと参加しました。
朝5時に起床し、自作の竹竿を手に、釣り堀のある河川公園まで3kmちょっとの道のりを、長靴で歩きます。早朝の爽やかな空気の中、子どもたちと一緒に歩く保護者数名の姿も。釣り開始時刻の6時に間に合うよう、てくてく・・・。
釣り堀に着いたら、前日に練習したやり方で、竿先のリリアンに仕掛けをつけ、イクラやブドウムシなどのエサを針につけて、早速糸を垂らしました。「ニジマスさんたち、お願い!食いついて~!」実は、この日の釣りにはノルマがありました。というのも、留学生たちがお世話になっている農家さんをセンターにお招きし、昼食交流会を予定していたからです。そして、メニューは「ニジマスの塩焼き」。全体で30匹必要で、まぁ誰か1人くらいはたくさん釣り上げるだろうから、1人あたりのノルマを3匹に設定!
程無くして、(留学生の中では)1匹めをゲット!何人かがそれに続きました。釣れると大騒ぎをする留学生が多かったので、どこにいてもすぐにわかるほど!
ニジマスの魚群は、しばらくの間、釣り堀の真ん中辺りを行ったり来たり。短い竹竿では、そこまで届かず、皆なかなか釣果が伸びません・・・。ある子は、「きた~っ!」と思い、竿を上げると、足元にポチャンと落としてしまうということが数回続きました。一旦竿を置いて朝食のお握りを食べる間も惜しみ、釣りながらお握りにかぶりつく子も。「今のところ全部で10匹くらいだから、1人、3分の1匹しか食べられないよ!」と言われ、危機感をいだいた留学生たち。自分のノルマを達成すべく、お家の人と一緒に釣りに勤しんでいました。案の定、隣りにいる人の道糸とおまつりしてしまったり、魚ではなく自分の衣服に針をひっかけて外れなくなってしまったり、水の中にボチャンと落ちてしまったりということもありましたが・・・。農家の父さんも、真剣に糸を垂らし、釣果アップに一役買ってくださいました。そうこうするうちに、留学生たちの多くが陣取っていた側、しかも自作の竿で届きそうな所にニジマスが!立て続けに釣れだした子もいました。次第に、お昼ごはんの焼き魚、1人あたりの分量が、2分の1匹から1匹になりつつあるようでした。
ボウズだった子にも、ようやく当たりがきて、遅ればせながら手にした1匹め!
全員、ボウズは免れました。1人3匹というノルマを達成できた子は少なかったけれど、全体の釣果は39匹で、お昼ごはんの心配はひとまずなくなりました。9時頃、釣りをやめて、センターへ。戻ったら、すぐにニジマスを捌きます。
14/05/26