田の草とり・畦の草刈り
親子で田植えをしてから約1か月が経ちました。センターのすぐ近くに田んぼがあるものの、その間、一度も稲の様子を見に行っていない子もいたのですが・・・。
28日(土)の午前中、草とりをするために、皆で田んぼに行きました。
田の周辺の雑草が茫々と伸びていました。稲も、しっかりと根を張っていました。皆並んで、裸足で田に入り、稲以外の草を根から抜いていくことに。久しぶりの泥の感触に、悲鳴ともつかぬ妙な声を発する子も!
撒いた除草剤が思いのほか効いていて、田んぼの中に生えている雑草は、そう多くありませんでしたが、よ~く見てみると、稲によく似たヒエなどが所々に生えていました。水が濁ってしまうと雑草が見えなくなるので、学園生たちは田の中をそろりと歩くよう、気をつけていました。腰をかがめたままの姿勢での作業が続き、時折腰を伸ばしては、「うぉ~、腰が痛い!」という叫び声も聞こえてきました。一通り、雑草を抜いたら、稲を踏まないようにもう一度、田の中を歩きました。学園生たちの足が、田んぼの中を歩くだけでも、少しは除草効果があることを願って!
一旦、センターに戻り、長靴に履き替えて、軍手を着用。再び、田んぼへ。各自、鎌を手に、畦や田んぼ周辺や斜面の草刈りをしました。誤って指を切らないよう気をつけながら、黙々と手を動かし続ける子が数人いるかと思えば、他人が刈っているすぐ傍に寄っていったりうろうろしたりしている時間が長い子も数人・・・。速く刈るけれど雑な子、丁寧に刈り進む子と、刈り方にも性格が表れるよう。時々、棘のあるノバラを掴んでしまい、軍手の上から棘が刺さった子が多くいましたが、何とか田んぼのぐるりを刈り終えました。
人海戦術での手刈りだったので、虎刈りになってしまいましたが、少しは害虫や、いもち病発生を防げるとよいです・・・。まだ一度しか、草とりや草刈りの体験をしていない学園生たちですが、その大変さだけはよくわかったようです。
14/06/29