売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

キャンプ!

9月14日~15日 キャンプをすることに。
どこかへ行ってキャンプをする案もあったのですが、連休中でどこも混んでいることが予想されたので断念し、センター付近で活動を行いました。

午前中は、ミーティングをし、細かい計画を立てるなどの準備にあてました。
テントは1学期に使ったものではなく、御ニューの6人用と聞いた学園生たちは、一気にテンションアップ!テント班は2班にすることにし、皆「誰とでもいい。」というので、じゃんけんで3人と4人に分かれました。
次は、炊事についての計画。まず、ソロでやるか複数でやるかを決定。ソロに挑戦したい子が1人いたので、3組のペアはあみだくじで決めることに。
今回のキャンプの炊事は、夕食と朝食の2回。基本的に夜はお米、朝は枝巻きパンとパンが主食で、卵・ウィンナー・ベーコンはもらえ、調味料も使えます。それに、センターの畑や自分の畑で採れる野菜を使って野外調理をするというルールです。時間をかけて、それぞれにメニューを考え、使いたい野菜や調理器具、上限はありますが火おこし用のマッチの本数や、焚きつけ用の新聞紙の枚数などを書きだして、提出しました。中には、飯盒を使わずに竹での調理を試みることにした子も!
キャンプに必要な持ち物も、今までの経験をいかして皆で挙げだし、各自準備。飯盒代わりにする竹を調達しに、竹藪に行き、のこぎりで伐り出してきたり、キャンプ用のお箸を作ったりする子もいました。また、夕食を豪華にしようと、数人は釣りに出かけ、見事5匹のニジマスをゲット!

火をおこせなかったら、ごはんを食べられないという心配からか、昼食をモリモリ食べた学園生たち・・・。

魚を釣ってきた子たちが、下処理し終わるのを待って、午後2時頃からキャンプを開始しました。
センター下の広場に、テントを設営することから。初めて立てる新しいテントなので、手順をひとつずつ確認しながら、進めました。しかし、話を聞いていなかったり、ペグの打ち方がまずかったり、班員同士の協力が足りなかったり・・・。ようやく立ったテントに、銀マットやシュラフを搬入したら、炊事にかかりました。

すぐに近くの山や林に行き、薪拾いを始めた学園生たち。しばらくしたら、抱えきれないほどの枝を集めて、戻ってきました。あとは、かまどを作り、計量して洗米したり、包丁で野菜を切ったり。全て整ったら、火おこしです。薪も乾いており、以前のキャンプのような失敗をする子は少なかったです。しかし、日没が早くなってきており、ヘッドランプを点けての作業となりました。
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一番早いペアはいつもの夕食時間に合わせたのか18時10分頃、計画通りのごはん・野菜たっぷりのコンソメスープ・ベーコンエッグを「いただきま~す!」 

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次のペアは遅れること30分 ごはん・コンソメスープ・焼き魚・炒めものを完成させました。もう1組も、その5分後に、ほぼ同じメニューを作り、食べ始めました。飯盒の蓋では炒められないような野菜の切り方をしていたので、一部網焼きに変更していましたが・・・。

キャ (3).jpg独りで、竹筒ごはん・竹筒お味噌汁・竹でベーコンエッグ作りに挑んでいたYさんは、新聞紙を使わずマッチ1本で見事火つけに成功。しかし、火を大きくすることはできても、竹筒を上手く加熱できず、長期戦となり苦戦。できた温かいものから順に、食べていました。待ちに待った竹筒ごはんができあがったのは、19時20分頃。お箸でほじくり出しながら食べ始めると、「あれっ、なんだかおかゆっぽい。」食べ進めると、普通に炊けていておいしい箇所が出現。筒の下部のごはんは、食べにくいのでナタで割ると、パリパリのおせんべいの様。そして、竹の香りも!夕食を食べ終わり、片づけも終わっていた子たちに、「おいしいよ!食べてみる?」

反省点はありましたが、ペアの子もソロの子も全員無事に食事にありつくことができました。ざっと片づけをしたら、こんな時にしかできない?火遊びをしたり、満天の星空を見たりして、のんびり過ごしました。
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そうこうしているうちに、指導員が作っていたデザートができあがりました。アルミホイルに包まれた丸いものを見て、「何これ?じゃがいも?」「さんま?」なんて、とんちんかんなことを言う子もいましたが、皆で『焼きりんご』を食べました。芯をくりぬいたりんごの中に、バターとお砂糖を入れて焼くと、熱々でとろとろになっており、舌鼓をうちました!至福の時間が過ぎたら、そろそろ寝る時間・・・。テントに移動し、シュラフに入って、休みました。

翌朝。御ニューのテントでよく眠れた子と、嬉しくて早く目が覚めてしまった子がいましたが、7時頃テントから出てきたら、すぐに朝ごはん作り。薪拾いをし、野菜を切り、枝巻きパンの準備をしたら、火つけ。

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前日の反省をいかし、朝も、竹筒でスープを作るYさん。マッチ3本でこのキャンプに挑んでいたので、朝に使えるマッチはあと2本。新聞紙を使わないことにも挑戦していたのですが、薪の乾き具合があまりよくないことなども考慮し、確実に火をつける方法を実践していました。見事でした!枝巻きパンやウィンナーなども上手く焼け、おいしい朝食をとることができました。

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3組のペアもそれぞれ、少ないマッチの本数で火をつけることに挑戦し、調理するのに必要な火の大きさにしていっていました。そして、枝巻きパンを色よく焼き、お汁やベーコンエッグを作って食べていました。
10本のマッチを使い切ってしまったあるペアは、、失敗の原因を考えた後、大声で名前と、「恥を忍んでマッチ1本いただきます!」と叫び、どうにか手に入れたマッチで再挑戦。9時半頃、温かい朝食をとることができました。

朝食が終わった子から、使った飯盒や食器類を綺麗に洗い、かまどや火を焚いた所を跡形もなく片づけ。そして、シュラフや銀マットを干し、テントを撤収しました。大きなテント本体と、フライシートを綺麗にたたみ、袋に入れることに手間取りましたが、皆で協力して片づけられました。

最後にそれぞれの持ち物を片づけて、キャンプ終了。皆で楽しい2日を過ごすことができました。
次回のキャンプの目標や課題が明確になった子もいた様です。

14/09/16

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