飯田線の旅
3連休の真ん中の日、みんなで飯田線の旅に行ってきました。
飯田線は長野と愛知県を結ぶローカル線。
秘境駅が多いということでも有名な路線です。
近くに電車が走っていないので、売木で生活していると電車を見るということはまずないのですが、今回はこの飯田線に乗って旅をしてみよう!と活動を計画しました。
目的地は豊川駅。
豊川稲荷というお寺(稲荷なのにお寺です)が有名なのだそうで、お参りに行ってみることにしました。
出発はセンターから約1時間のところにある平岡駅です。
切符は駅ではなく、車内で車掌さんから買う方式。
車両は2つでした。
出発すると、足元には天竜川…を想像していたのですが、山が多いためすぐにトンネル。
単線なので、電車1台分の小さなトンネルでした。
一番前の席にすわり、「せまい!すごい!」と興味津々で進行方向を眺める子どもたち。
トンネルを抜けたらまたトンネル、たまに見える景色は断崖絶壁といった様子で、まさに秘境線。
ところどころで止まる駅の名前もおもしろく、「鶯巣(うぐす)」「大嵐(おおぞれ)」などなど。
駅に着くたびに、この駅はどんな読み方なのかなと、駅名の看板を観察しました。
豊川に到着したのは11:30ごろ。
電車から降りると第一声が「暑―い!」
そういえば、途中からお客さんの服装が夏らしかった…
子どもたちも途中から半そでに着替えていました。
「夏みたいだね」「売木って涼しいんだね」と話をしながら徒歩で豊川稲荷へ。
大きなキツネが迎えてくれました。
とても広い境内なのですが、いたるところにお稲荷さんの像が置かれていました。
本殿でお参りをし、一番奥にある霊狐塚へ。こちらにはたくさんの狐像が奉納されています。
その数の多さに子どもたちもびっくり。スケッチをしている子もいました。
その後境内でお弁当をいただき、門前通りのにぎやかな街並みを見学し、お稲荷さんにまつわるおやつをいただいて、再び飯田線に乗り込みました。
電車に揺られ、車に揺られて、センターに着いたのは夕方5時。
長旅にどの子も「疲れた…」と疲労の色が見えたものの、「たまにはみんなで電車もいいね」「おやつがおいしかった!」と1日楽しむことができました。
収穫祭準備や学校行事など、毎日忙しく過ごしている学園生、この日の活動はいい気分転換になったようです。
13/09/25