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売木村の山村留学ブログ

5月26日

5月26日(水)は、15時下校だったので、学園生たちは15時40分頃には帰園。学校からセンターに帰った後のやるべきことや動きもだいぶ身につき、宿題にもすぐ取りかかって済ませる子たちが多くなりました。16時半すぎからは、継続生4人が「畑、行ってきます!」「鍬とマルチとものさしを貸してください!」と順番に言いに来て、外へ。

4人が向かった先は、学園生全員で体験するセンター畑の一画にある『一坪畑』。責任を持って取り組むつもりで、希望する継続生は“一坪百姓”になることができ、4人とも以前から意志を表明していました。そして、作付計画を立て、三日前に一坪の土地を耕したり畝をたてたりしていた子が2人。この日は、4人ともがそれぞれ自分の畑作りを進めようと、本格的に始動したよう。

鍬を振るい一坪の土地を起こし、畝作りをする子、既にある程度 土を盛ってあった所を整え、マルチシートを被せる子、苗を植えつけるために、株間を測り、一旦 苗を置いて確認する子…。さつまいもをたくさん育てようとしている子は高畝にしようと、できる限り土を盛っていました! お互いに手伝えばよいものを、ひとりでマルチはりをし、「ぴんとはるのは難しい…。」と呟いている子も。

「マルチをはらないので、草とりを頑張ります!」と宣言した子は、一坪内に作った畝に、株間を測り置いてみた苗を一つずつ定植。植え穴を掘り、根鉢を崩さないよう丁寧に植えていました!

曲がりなりにもマルチをはったり、マルチを被せない畝を選択したり。マルチをはった畝にトウガラシ・ししとう・パプリカ・ナスの苗を定植し始め、「あれっ? 何かおかしい!」と叫び、マルチに大きく穴を開ける前に場所や株間の間違いに気づき、「あ~、危なかった!」と安堵の声をあげた子も。再確認した後、マルチの穴を広げ、植え穴を掘り、ポットからそろりと取り出した苗を定植していました。
誘引が必要な野菜の苗を植えた子は、支柱を立て、茎と支柱を紐でゆるく8の字に結んでいました。

「紫蘇ジュースを作って飲みたい!」と、青紫蘇や赤紫蘇を育てることにした2人は、種を点まきするか筋まきするかばらまきにするかを真剣に考え、細心の注意を払って作業。

ポットに種をまき育てているさやいんげんの苗と、さつまいもの苗を植える予定の子は、この日は高畝作りとマルチはりまでと決めていたようで、終わると退散。きゅうり・ししとう・トマト・ミニトマトなどの苗植えと紫蘇の種まき、支柱立て、水やりを終えた子たちも使ったものを片づけて、センターへ。一人残された形となってしまった子は、この日に定植をしてしまう計画だったので、入浴の時間を気にして焦りながらも、なんとか進めていました。

苗を定植し終えたら、支柱を立て、たっぷりと水やり。自分の一坪畑なので、愛情を込めて、自分で決めた区切りまで小一時間 しっかりと作業。
まだ苗を植えていない子もいるし、これからの水やりや世話を続けることの方が大変。夢が広がる 4人の一坪百姓活動は、始まったばかりです!

夜には、“売木子ども太鼓”の初練習を行いました。地元の小中学生で昨年度からの引き続きメンバー6名と山村留学生12名が集合し、準備体操を終え、19時半に初顔合わせ。今年度のメンバー構成は、小学2年生から中学3年生までの18名で、新メンバーが8名。指導してくださるのは、これまでと同様 邦楽プレイヤーの藍羽さん。裏方として支えてくださるのは愛芽さんです。

正座をして挨拶。きちんとした挨拶の仕方をまず教わり、太鼓経験者たちが太鼓の扱い方を初心者たちに教えながら見せ、セッティング。藍羽さんから、植物や動物の命をいただいて作られた太鼓やバチへ感謝し大切に扱うこと、ひいては万物に対して感謝し大切に扱うということを教えられました。

それから、バチを手にした子どもたちは、実際に太鼓の面を打ってみることに。経験者と初心者がバランスよくわかれて、太鼓1台に3人ずつつき、練習。基本の姿勢・立ち位置・バチの握り方・腕の使い方・振り上げる時のバチ先の軌道などについて意識しながら、打っていきました。思うように打てず、難しく考えてしまう子もいましたが、励まされたり、手取り足取りして指導してもらったり。しばらく基礎打ちの練習をし、少しでも上手く打てるようになると、大変褒めていただき、だんだんと笑顔になっていった子どもたち。初めてバチを握った子たちはまだまだ、教わったとおりに打つことが難しかったけれど、徐々にぎこちなさが薄れていきました!

そして、藍羽さんが作曲された“楽”という曲の練習に入りました。「ドンドンドコドコ・・・」というようなリズムを言葉にした口唱歌を何度も歌い、手順(右手で打つところと左手で打つところ)を繰り返し練習。口唱歌を歌いながら、手の動きも合わせて覚えるということも反復練習しました。それを次は宙ではなく、バチで太鼓の面を打ちます! 必死で太鼓を打つ初心者の姿と、大きな声で口唱歌を言ったり教えたりしながらお手本を示すように打つ経験者の姿がありました。あっという間に20時45分になり、この日の練習は終了。皆で協力して太鼓を片づけました。
小学2年生から中学3年生という年齢幅や、太鼓経験の差はありますが、一緒にこれから月に2~3回の練習を積んでいきます!

21/05/31

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