7月19日
7月19日夜の、学園生たちが掃除をしていた時間帯に、待ちに待っていたものが届きました!! 5月7日に成形をした“お茶碗”と“箸置き”です! 陶芸の先生が焼きものの入った箱を届けてくださり、指導員がセンターの玄関で受け取っているのを見つけると、居合わせた子たちが寄ってきて、渋い色になったというお茶碗の解説を一緒に聞いたり、自分の箸置きを見つけて勝手に手に取ったりしていました。学園生たちは、2か月半ほどの間、まだかまだかと首を長くして焼きあがりを待っていたのでした!
全員 掃除や洗濯もの干しが終わった午後8時から、自分の作品と対面することに。まず、作った形状や数を思い出し、箸置きを自分で探しだしました。久しぶりの再会でも、こだわって作ったものを忘れてはいませんでした。次に、包んである新聞紙をはがし、高台裏に書かれている名前を呼ばれた子からお茶碗を受け取っていくことに。そして、とりあえず車座になり、まずは一人でしげしげと眺めた子どもたち。自然と笑みがこぼれていました! それから、皆にお茶碗と箸置きのお披露目をすることに。なぜなら、これから自作のお茶碗・お箸・箸置きを使い、箱膳で食事をするので、それぞれのお茶碗とお箸と箸置きを皆が覚えなければ、配膳にものすごく時間がかかってしまうからです。「これが私のお茶碗です。箸置きはこれです!」などと言って、一人ずつ順番に皆に見せていきました。
自分のお茶碗と箸置きの出来ばえに、概ね満足そうな学園生たち!! 渋い感じに焼きあがったお茶碗や箸置きを手に、全員 笑顔で写真に納まりました。
その後、翌日から使えるように、厨房の流しで各自 お茶碗と、使う予定の箸置きを一つ洗いました。焼くと小さくなると聞いていたから、意識して大きく作り、満足できる大きさのお茶碗に焼きあがったことを喜ぶ子もいれば、「こんなに大きくなくてよかったのに…。」とつぶやきながら、予想以上に大きかった自分のお茶碗を洗っていた子も。動物を象った箸置きを作った子は、手足がとれていなかったことに安堵しながら慎重に洗っていました。落として割ったり、雑に扱って欠けたりしないよう、これから大切に使っていきます!
22/07/20