9月25日
うきうきキャンプ2日目です。この日も朝からいいお天気でした。6時起床後にまずは自分たちが使った寝袋を留学センター前のフェンスに干しました。
その後留学生は動物の世話や畑の水やりなどいつもの朝の仕事を済ませ、その後かまどを改良したり、薪を拾ったりと朝食作りの準備を始めました。良い天気とはいえ、夜露で焚きつけになる枯葉や薪は拾う場所によっては湿気ているので選んで集めてこないといけません。
準備が出来たら早速火おこしです。昨日上手くいかなかった班は反省を活かさないといけないのですが… 思うようにいかない班もあったようです。大人は手を出さないことになっているのですが見るに見かねてついつい手を出してしまいました。
朝食は飯盒でお湯を沸かし、留学センターでとれた紫いもとソーセージをボイルし、残り湯でコーンスープを作ること。あとはロールパン2個とバナナをもらい「いただきます」になります。大して難しい調理ではないのですがお湯がグラグラ沸いているのに「じゃがいもっていつ入れればいいんだっけ?」と質問した継続生が「水の段階から入れるに決まってるじゃん!」と大人から突っ込まれる一幕もありました。
早い子は8時過ぎに「いただきます」をして朝食になりました。遅かった班でも9時半ころには朝食を食べることができました。
朝食を食べ終わったら休む暇なく朝食の片付け、使ったテントの片付けです。テントは夜露で濡れていたので寝袋同様に留学センター前のフェンスにかけて乾かしました。
朝食を食べたばかりですが10時過ぎからはもう昼食の準備です。昼食は野菜が入った煮込みラーメン。今回のキャンプで初めて包丁を使っての調理でした。涙を流しながら玉ねぎを切ったり、危なっかしい手つきでニンジンや大根をカットしたりしました。キャンプ技術を習得する前に調理技術を習得する必要があるかもしれません…。
野菜を切る人以外は火おこしの準備です。このキャンプ3回目の火おこし。夕食時、朝食時と火おこしがうまくいかなかった班もさすがに3回目となると少しはスムーズになってきました。
12時前頃より順次煮込みラーメンが出来上がり、「いただきます」となりました。煮込みラーメンを食べるには少し暑い気温でしたが子ども達はそんな事お構いなしにラーメンをおいしそうに食べていました。
昼食後は最後の片付けです。「元の状態にする」はキャンプの基本です。留学センターでのキャンプは焚火台等は使わずに直火で調理しているため火の始末は特に大事です。
村の子たちが帰る13時半が近づいてきたので片付けも急ピッチで進みます。
干していた寝袋を撤収しロールアップしてひもで縛ります。この作業は意外に難しく上手にロールしないとひもで縛れないくらい太くなってしまいます。この作業でも山留生や経験者が初めての子に教える姿が見られました。最後に乾いたテントを撤収してたたんで袋に詰めて終了。
予定より15分ほどオーバーしましたがすべての行程を終了し、玄関前で総括をして全員で記念撮影。村の子たちは学園長さん運転の車でそれぞれのお家に送られていきました。
今回上手くいかなくて悔しい思いをした人もいるかもしれません。今回のキャンプを振り返り、それを次回に活かせれば今度はきっとうまくいくのではないかと思います。火を素早くおこして調理がもっとスムーズにいけば時間に余裕が生まれます。ご飯作りだけがキャンプではないので!
22/10/06