売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

10月30日

10月30日(日)午後4時から、来年度の山村留学を考え来園していた3名の体験生とともに、畑に残していたものの収穫をすることに。

まず、源助かぶ菜の種まきをした時に、一緒に種をまいた小松菜の収穫から。草丈15~20㎝で抜きとり収穫する予定でしたが、種をまいて2か月経ち、水やりや間引きをして30㎝くらいに育ちすぎていた小松菜。しかも、小松菜のほとんどの葉は虫に食われて穴だらけのうえ、黄色く変色しているものも! 要するに収穫が遅れた状態。地中の根の部分もかなり太く長くなっていましたが、短い一畝に二条まきしただけなのでそれほどたくさん育てていたわけではなく、茎を握って引き抜くと簡単に収穫することができました! 抜きとった小松菜の根についた土をできるだけ落とし、変色したり虫食いが酷すぎたりする葉を除いてから、かごに入れていきました。根からすっと抜ける感覚が気持ちよく、一人数株引き抜いていくと呆気なく終了。除去した葉は例のごとくヤギのえさにするのですが、「これ、穴だらけだけどいいの?」とか「これは変色しているのかな?」と判断に迷う子たちもいました…。
それから、小松菜を育てていた畝や、少し前までウリ科やマメ科のもの・クウシンサイを栽培していた畝、ビニールハウスの中でナス・甘長とうがらし・きゅうり・ピーマン・オクラ・ミニトマトなどの夏野菜を育てていた畝に、被せたままにしていたマルチシートをはがすことに。野菜を収穫し終わり、残渣は処理したものの、マルチシートの雑草抑制効果に期待してしばらくの間、そのままにしておいたのでした。雑に引っ張ると、マルチが千切れて土の中に残ってしまうので、丁寧に。二人組になって声をかけ合いながらはがしていき、めくり取ったマルチをコンパクトにくるくる巻いたり折ったり。手際よく片づけていました!

次に、今までになく茎や葉っぱが大きく育っており、収穫が期待できそうな里芋を収穫することに。霜が降りる前に収穫を済ませたいところでしたが、何度か霜に当たった里芋の葉っぱや茎は、しおれたり枯れたりしたようになっていました…。つまり、小松菜と同様に収穫が遅れた状態。初めに、鎌で地上部の茎を株元で切りとり、マルチをはがして、芋の周りから少し離してシャベルを土に入れていきひとまわり。そして、掘り起こすと塊のままとれました!!
それをひっくり返し、土を落としながら全ての子芋や孫芋・ひ孫芋を親芋から取り外し、かごへ。

数株分を同じような手順で収穫していきました。根に付いた土を払い落とすと、たくさんの子芋や孫芋を見つけられたので、我先にと手を伸ばしていた子どもたち。皆 嬉しそうに親芋から外してかごの中へ入れていました!

最後に、ヤーコンの一部収穫に取りかかりました。本当は、霜が降りる頃に茎葉を根元から刈りとった後、掘り起こすのだそうですが、もう何度か霜に当たり茎や葉は茶色く枯れており、これもまた収穫が適期より少し遅かった様。里芋と同じく、鎌で茎葉を根元から刈りとった後、マルチシートをはがしてから、シャベルで掘り起こし収穫することに。さつまいものような塊根はかなり外に広がっていて、折れやすいので、根元から少し離れた所にシャベルを入れ、周囲の土をほぐしていきました。塊根の周りの土を手で除けてから、茎ごと持ち上げ、丁寧に抜きとるようにすると、大きなもの・細長いもの・小さなものなどがごっそりついてきました! 「おぉ~!!」と、歓声をあげる子どもたち。地上部が大きく育っていたものは、やはり根も大きかったり長かったり、数が多かったり。中には、ちょっと細めの大根くらいの長さのものも! ヤーコンは折れやすかったり表皮に傷がつきやすかったりするので、皆 塊から外し一本ずつにする際には、慎重に扱っていました。掘り上げた根は、少し表面の土を乾かすため、里芋と一緒に倉庫に広げて干すことにし、茎葉は、例のごとくヤギのえさにすることに。ヤーコンは生でも加熱しても食べられ、整腸作用や抗酸化作用がある栄養食品なので、ヤギも学園生たちも体の調子がすこぶる良くなるかもしれません!!

一時間弱で、小松菜・里芋・ヤーコンの収穫と、畝に被せたままにしていたマルチシートはがしと盛り上げていた土をざっと崩して均す 畑の片づけ作業を終えました。 畑には、源助かぶ菜・白菜・茎立ちブロッコリー・ヤーコンを残すのみとなりましたが、源助かぶ菜のほとんどの葉は虫に食われて穴だらけで、見るも無残な姿になっています…。

22/11/04

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