売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

4月6・7日

4月6日(木)は、学校が午前中で終わったので、学園生たちは午後、センターの生活習慣や生活技術などを学んだり確認したりしました。
まずは、これから1年間生活するセンターの使い方やルールなどの説明を指導員や継続生から聞きました。玄関はセンターの顔なので常にきれいにしておくこと(靴を脱ぎっぱなしにしないなど)や学習室は静かに過ごす部屋であること、指導員室に入るときは指導員の許可を得てから入ること、勝手に入ってはいけない場所には入らないことなど、各部屋のルールをしっかりと覚えなければなりません。ルールを守ることがいい加減になってきていた継続生も、初心にかえって覚え直します。新入園生も頭に叩き込んでいました。

次に、外に出て建物の周りを一周しながら案内されたり、危険個所を確認したりしました。センターは売木村の岩倉地区というところに位置しています。開拓の際に岩がたくさん出てきたことが、岩倉という地区名の由来だそうです。センターは建てるときに出てきた岩を積んで造った石垣の上に建てられています。高いところに建てられていることに驚いていた新入園生がいました。また、センターではヤギ(名前:ちょび)とチャボ(7羽)を飼っています。世話をするのも学園生の毎朝の仕事です。ヤギやチャボへの餌のやり方、ヤギの散歩の仕方などを、継続生が先生となって新入園生に教えてくれました。ヤギ世話の仕方を説明する時には、服や傘が食べられそうになっていたけれど、動物好きの子はヤギと戯れることができて嬉しそうでした。

他には、洗濯物を取り込んだ後の服のたたみ方やしまい方など整頓について学びました。着たい服を探しやすくするためや、枚数を常に把握できるようにするために、服を立てにしてしまうと良いといわれています。服のたたみ方は人(家庭)それぞれですが衣装ケースの深さや大きさに合わせてたたむ幅を調節するコツを学びました。男子は、靴下のたたみ方が4人とも異なり、服のたたみ方は三者三様であることが実感できました。今までお家の人に服をたたんでもらっていた子が多いようですが、これからは自分の分は自分でたたまなければなりません。最初は早くきれいにたたむことができなくても、毎日やれば出来るようになるものなので成長した姿を今度家に帰った時に見せられるよう、毎日頑張ります!

学校で給食が始まった4月7日(金)は、全員16時頃に帰ってきました。雨が降っていたので、通学カバンや服を少し濡らして帰ってきた子が何人かいました。
そして、昨日学んだ服のたたみ方を思い出しながら取り込んだ洗濯物を片付け、宿題や入浴をしました。早速算数プリントが宿題に出た小学生二人は、黙々と取り組み、分からないところがあったら指導員に質問していました。

夕食時には、食事作法についてレクチャーを受けています。正しい正座の仕方、箸の使い方やお茶碗の持ち方など、自分だけでなく、一緒に食事する人たちを不快にさせないために身につけます。正座については、一番きれいな正座が出来ている小学2年生を真似したり、箸については正しく使えている継続生を真似したりしています。箸の使い方が上手くなれば、なんでもつかむことができます。今はまだ、細かいものがつかめず苦戦している子も多いのですが、毎日頑張っています。 そして夕食後は、1日の生活の流れについて確認しました。朝は何時に起きるのか、いつ宿題をするのか、何時までにお風呂からあがるのかなど、時間の使い方を一通り覚えました。

入園した4月5日から毎日、基本的生活習慣や生活技術について少しずつ学んでいます。特に新入園生はたくさんのことを覚えなければなりません。覚えることがありすぎて頭がパンクしそうになっていたり、環境の変化もあって疲れているのか、夜、眠たそうな顔をしていたりする人も何人かいますが、これから1年皆が気持ちよく生活していくために必要なことばかりです。最初から完璧な人はいないので、毎日実践していきながら、身につけていってもらいたいです。

23/04/14

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