5月12日 仕掛け作り
12日(日)は、来たる5月26日(日)の村イベント“渓流釣り祭”に参加するために仕掛け作りをしました。
午前中は、仕掛け作りの際に必要な結び方の練習がてらロープワークをすることに。簡単な玉結びから始まり、フィギュアエイトノット、本結び、もやい結び、巻き結び(2つの方法で)、そして仕掛け作りで何度も使うダブルフィギュアエイトノットを練習しました。初めは難しく感じたものの、何回も練習すればお手の物。「できない」から「できた」に変わった瞬間は、みんな満面の笑み。嬉しさが顔にあふれ出していました。
継続生は、昨年度も練習した結び方ですが、忘れてしまっている子がほとんどでした。やり方を聞いてすぐに思い出した子もいましたが、思い出すのに時間がかかっている子もいました。しかし、継続生同士で教えあう様子や、新入園生に教える様子が見られました。
午後からは、本題の仕掛け作り。しかし、その前にまずは短い釣り糸で練習をすることに。仕掛けにはダブルフィギュアエイトノットを4ヶ所に施すので、短い釣り糸を使ってダブルフィギュアエイトノットを練習しました。午前中ロープワークに使用していたロープより何十倍も細い糸に慣れず、上手くできない子がちらほら。今一度結び方を教えてもらったり、再度ロープで練習してから釣り糸を結んだりして、できるようになるまで何度も手先を動かしていました。
一方、釣りが大好きなJさんは、釣り糸でダブルフィギュアエイトノットをすることなどお茶の子さいさいで、練習する必要がないので、みんながこれから作る仕掛け用の長い糸を釣り竿の長さ程度に切って準備してくれました。
そして、細い釣り糸で結ぶのに慣れた頃、いよいよ本番の仕掛け作り開始。
26日の釣り祭で使うために下伊那漁業協同組合さんにお借りした釣り竿は540㎝なので、全体で540㎝程の仕掛けを作ります。仕掛け作り中に長~い糸が絡まることが多く、一度絡まるとほどくのに時間がかかり、最悪の場合はもう一本別の糸を用意しなければならなくなるので、絡まないように、加えて、他の人の糸とも絡まないように細心の注意を払います。
今回の仕掛け作りの手順は、①チチワを作る。②チチワと反対側の端からウキゴムを通してダブルフィギュアエイトノットで輪を作る。③ハリスにダブルフィギュアエイトノットで輪を作る。④糸とハリスを繋げる。⑤ガン玉をつける。⑥ウキをつけて台紙に巻く。です。
Asさんは早速①の段階で糸を絡ませたり、本番で緊張したのかダブルフィギュアエイトノットができなくなったりしていたので、チチワ部分のダブルフィギュアエイトノットの一つを指導員に作ってもらっていました。
Kさんも、Asさんと同じで、ダブルフィギュアエイトノットができなかったので、指導員に一つ作ってもらい、もう一つは「これでいいの?」と度々近くにいた指導員に手順を確かめながどうにか自分で作っていました。Aiさんは、午前中練習したロープワークの中で、フィギュアエイトノットしか覚えられず、ダブルフィギュアエイトノットができず、何度か挑戦したものの結局チチワを作ることができなかったため、見かねた指導員がダブルフィギュアエイトノットをする箇所は全てやり、それ以外の部分を自分で作っていました。
Aoさんは、手先が器用なので、失敗したダブルフィギュアエイトノットを自分で直したり、他の子が失敗して玉結びになってしまった箇所をほどいてあげたりし、Aoさんに手順を教えながら作っていたSさんは、④の工程でつける部分を間違え、チチワとハリスを繋いでしまっていました。
昨年度はダブルフィギュアエイトノットができなかったHkさんは、この日はできたようで、一人黙々と仕掛けを作り、Mhさんは、⑥の時に糸が絡まっていることに気づき、最後まで諦めずにほどいて、ほどけた瞬間の達成感を味わっていました。Htさんは、途中で糸が絡まり指導員にほどいてもらっていましたが、意地でも自分で仕掛けを作りたかったようで、みんなから遅れをとりながらも最後まで頑張って作っていました。AtさんとYさんは、それぞれJ先生と指導員にマンツーマン指導されながら順調に仕掛け作りをすることができていました。
そして、最後には釣り竿の先にあるリリアンと、仕掛けのチチワを繋げる練習もしました。
一人一つ仕掛けを作り終えた頃には、作り始めから2時間程が経過していました。釣りの最中に仕掛けが切れたり、絡んだりこともあります。その際に仕掛け直したり、一から作り直したりするのに2時間も費やしていたら、釣りに行ったのか仕掛けを作りに行ったのかよく分からなくなります。26日までの空いた時間にダブルフィギュアエイトノットを練習し、26日にたくさん釣りをする時間が取れるとよいです。
24/05/27