8月24日 田畑作業
約1か月の夏休みを地元や旅行先等で楽しく過ごした学園生は、8月20日(火)に売木村へ戻ってきました。夏休み中にあった出来事を楽しそうに指導員に話したり、学園生同士で話したりする様子があり、夏休みを大満喫したことがよく伝わりました。「夏休み短すぎる」と嘆く子もいましたが、20日からは売木村での生活がまた始まり、21日(水)からは売木小中学校への登校も再開しました。
2学期初の週末活動は、田んぼ作業から。部活動に所属している中学生は休日部活へ行ったので、部活に所属していない中学生と小学生の3人で作業しました。 夏休み中にぐんぐん成長した稲を見て、「おお!大きくなってる」と感動しつつ、畔に生えていた雑草を、夏休み期間中にセンター長さんが刈ってくださっていたので、それらの枯れ草集めを行いました。
「3人(+指導員2人)だけで作業するのは大変だ」「のどが渇いた」「暑い」などと言っては、度々休憩する様子が見られましたが、どうにか作業していました。
1時間程作業し、若干疲れていたので、休憩と作業を兼ね、ブルーベリーをつまみ食いしながら収穫することに。“食べながら”というワードを聞き、目を輝かせた子どもたちは、いっせいに食べ始めました。保存用に採ったブルーベリーを入れるかごにはブルーベリーが見当たらず、3人の口が常にモゴモゴ。「美味しい」「やはり採りたてが一番だ」と言いながら食べ続けていました。
食べ飽きた頃には、かごにもブルーベリーがちらほら。また、品種によって味が少し違うので、酸っぱい実が多かった木から採ったブルーベリーは、「部活に行っている人たちには酸っぱい方を食べさせよう」と悪巧みをし、自分らの口には入れず、かごに入れていました。
次の週雨降り続きの予報で、雨が降ると、せっかく実った実が落ちてしまいもったいないので、収穫できるブルーベリーを全て収穫しきり、お腹と心が満たされた頃には、12時を過ぎていたので、ひとまず午前中の作業は終了しました。
昼からは、全員で畑作業。夏休み中にできた野菜を収穫したり、秋野菜を植えるための畝を立てたり、雑草を取ったりしました。
空心菜を初めて収穫しました。中華料理の青菜炒めで使われることや、名前の由来を聞いたり、実はさつまいもの仲間であることを聞いたりし、驚く様子も見られました。“ポンッ”と良い音を立てて伸びた脇芽を摘み取ることができた子もいれば、しっかり説明を聞いていなかったのか、茎からではなく葉だけを収穫していた子もいました。
また、みょうがの収穫も行いました。みょうがは、花が咲く前の状態が美味しいと言われているので、本来は土を触って手探りで探し、収穫するそうです。しかしこれが素人には難しい。丁度みんなが地元に帰っている夏休み中に収穫適期を迎えるということもありますが、手探りで探すのは困難なので、少し味は落ちますが、目で見てみょうががあるとすぐに分かる花が咲いた状態のものを採りました。そのため、今年もこの日に採りました。
葉をかき分け、そこら中から頭(顔?)を出しているみょうがを収穫していきます。みょうがが苦手な子は、少し嫌そうな顔をして採ったり、匂いさえ嫌だと言ったり、軍手がぐちょぐちょになるのが嫌だと文句を言ったりしていましたが、「あった!」「ここたくさんある~」と言いながら楽しそうに収穫している子もいました。
収穫した野菜(空心菜、みょうが、茎立ちブロッコリー、トマト、オクラ、ピーマン)は、下処理をしてから冷蔵庫で保管します。「みょうがを水洗いして」と言われ、パッと動いた継続生4人は、「手が臭い」「まだまだあるな~」と言いながらも、大量のみょうがを流れ作業で水洗いしました。
その方が面白いからと、シンクに水を溜めながら洗いたいHkさんと、汚れた水が溜まるのが嫌で水を溜めたくないSさんが軽く言い合う中、淡々とみょうがを洗い続けるMさんとJさんの様子はシュールでした。
新入園生6人は、他の野菜たちを新聞紙でくるんだり袋に詰めたりしました。料理する時や人(食育指導員さん)のことを考えて、野菜の向きを揃えるという心遣いを学んだり、収穫量に喜んだりしていました。
24/08/30