9月22・23日 うきうきキャンプ②
22日(日)の13時半から23日(月)の14時頃まで、1泊2日のうきうきキャンプ第2段を行いました。今回も村の小中学生に声をかけたところ、小学4年生の男の子2人がキャンプに参加してくれることに!同級生のAtさんは、休日もクラスメイトに会えるということで、とても喜んでいました。
22日の午前中は、あいにくの雨・・・。「今日キャンプなし?」「こんなに降ってるのに外にテント張るの?」など、キャンプに苦手意識を持つ子は少し嬉しそうにしながらも、不安そうに聞いてくる子たちがいました。
13時半頃、村の子2人がセンターにやってきた後、まずはミーティングから。今回のキャンプでの約束確認や、炊事班決め、テントの班割発表などをしました。炊事班決めでは、中学2・3年生がソロを希望したため、中学1年生3人で1グループ、小学4・5年生で2グループを作ることにしました。また、それぞれもらえるマッチの本数は、学園長さんとのじゃんけんで決めることに。学園長さんに勝った子は15本、あいこや負けの子やグループは13本ずつもらっていました。
ミーティングを終え、外に出ると、嬉しいことに雨があがっていました。前回は雨降りだったためセンターの建物内にテントを張り、寝袋で寝たので、今回は外でテントを張って寝ることができるということで、わくわくしている子がいました。そして、協力してテント班で張った後は、早速夕飯作りに取り掛かることに。湿っている焚き付けや薪がほとんどだったので、焚き付けや薪拾いに苦労している子やグループが多かったけれど、グループの班は、協力して焚き付けや薪を拾ったりかまどを準備したりしている姿を見ることができました。
焚き付けや薪集めをし終えた頃、みんながびっくりするほどの大木を引きずって来た子が1人。中学2年生のMさんです。「でかっ!」「どこから拾ってきたの」「どうやってかまどにくべるんだ」などと言われていました。
今回は、雨で地面が濡れているので、ドラム缶を半分に切ったコンロをかまどとして利用してもよいことになりました。センターにはドラム缶コンロが6つしかないので、マッチ本数決めじゃんけんに見事勝利したJさんとSさん以外の子やグループが使うことに。石やレンガ、ブロックなどでコンロを固定し、かまどにしていました。
夕食のメニューは、お米と豚汁(味付けはそれぞれお好みの調味料を使ったので、味噌味ではない子も・・?)と焼きりんご。お米を研いだり、野菜を切ったりした子やグループから、火おこしに挑戦していました。しかし、どの子やグループも、やはり焚き付けや薪が湿っていたのか、なかなか火がおきず・・・。焚き付けや細い薪の組み方を変えてみたり、新聞紙を使ってみたりと、試行錯誤しながら頑張っていました。
最終的には、どの子やグループにも大人が助けに入り、なんとか火おこしに成功。夕食が食べられないような子やグループはいませんでした。
そして、頑張って作った夕食を食べ、片付けを済ませたら、みんなでナイトハイクに出かけました。持っていた懐中電灯の明かりを消し、静かに歩くために縦一列に並び、センターの辺りを一周しました。暗闇に目が慣れてくると、小さな星までしっかりと見られるため、「おーきれい」「わあー」「すごっ」などの感嘆の声を上げていました。普段はあまり夜に外へ出ることがないので、「売木村に来て初めてちゃんと星を見れたかも」と話す子もいました。
星を堪能した後は、夜食として焼きマシュマロを食べました。みんな甘いものに目がないので、嬉しそうにマシュマロを焼き、食べていました。「やばい焼き過ぎた」「なかなか焼けない」と、焼き加減に苦労する子がいましたが、焼いてトロトロになったマシュマロを食べて、思わず笑顔になっていました。
小学生の消灯時間に合わせ、21時半頃にはみんな寝る支度をしました。その際に、「もう少し星を見たい」と言った子がいたので、希望者を募り、Sさん・Mさん・Asさんと指導員の4人で星を見に行きました。ナイトハイク中は晴れていたけれど、この頃には若干雲がかかっていたので、雲が少ない方角を向いて地面に寝転がり、星を眺めました。22時にはテントに入る約束だったので、15分程しか見られなかったけれど、ボーっと星を眺めたり、流れ星のようなものを見られたりと、しっかりと堪能することができました。
翌23日(月)は、6時に起床しました。中学生男子が夜中までこそこそ話していましたが、案外寝られた子が多いようで、「川の音や虫の声がいつもより大きく聞こえて良かった」「たまには外で寝るのもいいね」「意外と寝むれたよ」などの感想がありました。
朝のつどいを行った後、早速朝食作り開始。予め22日中に焚き付けや薪を拾ってきた子やグループは早く火おこしに取り掛かれたけれど、夕食ですべて使い切ってしまった子やグループは、反省点を生かし、量を増やしたり薪の太さを気にしながら集めたりする様子がありました。
朝食は、食パンと卵とミニトマトを使って好きな料理を作ることに。卵でスクランブルエッグを作ったり、食パンを焼いたり、溶いた卵に食パンを浸してフレンチトーストを作ったりしていました。また、「生の方が美味しい」と言って食パンや卵をそのまま食べる子もいました。
火おこしをせずに全て生のまま朝ご飯を食べたHkさんは、暇を持て余し、みんなが朝食を食べている中、テントや寝袋を干していました。
そして、朝食を済ませた子やグループから寝袋を干したり、数人で協力してテントを干したりし、昼食の食材配布の11時過ぎまでは自由タイム。とはいうものの、昼食のための焚き付けや薪集めをしたり、寝袋やテントをたたんだりしなければならないので、少しのんびりしながらも、やるべきことをやって過ごしていました。
昼食は、うどんでした。畑からクウシンサイを好きなだけ採り、具だくさんの汁と共に乾麺を茹でて食べました。コンソメで洋風の味付けにしたり、味噌で豚汁風の味付けにしたり、あるだけの調味料を全て入れて変わった味の汁を作ったりと、各々好きな味付けを楽しんでいました。
そして、食べ終えた子から使った調理器具やお皿を洗い、かまどの片付けをし、14時ごろには全員片付け終え、今回のキャンプは終了となりました。前回のキャンプ(6月)とは違い、今回は外にテントを張って寝ることができ、ナイトハイクや夜食も楽しむことができました。なかなか子どもたちだけで火おこしができず、毎食大人の助けが入った子やグループもありましたが、子どもたち同士で話し合ったり役割分担したりしている様子を見ることできました。ソロを希望したJさん、Hkさん、Aiさんは、火おこしがうまくいかなかったAiさんに薪をあげたり、かまどを貸してあげたりと、ソロのはずだけれど、3人で協力していました。
次回は雪中キャンプかもしれません。雨が降っていても雪が降っていても火おこしができるような達人になってほしいです。
24/10/06