売木村山村留学センター
売木学園

〒399-1601
長野県下伊那郡売木村45-551
Tel:0260-28-2116
Fax:0260-28-2116
お問い合わせはコチラ

">HOME >  ブログ >  12月14日~ 炭焼き

売木村の山村留学ブログ

12月14日~ 炭焼き

14日(土)の昼からは、高校見学で不在のJさん以外の9人で炭焼き体験をしました。
まずは、売木村と炭の関わりや、炭の主成分である炭素の種類などについてミーティングをし、次に、木炭にするのに適した木と、そうではない木の違いを、それぞれ玉切りにされた木を持って体感してみました。良質な木炭を作るには、堅くて重い木を使うと良いと言われています。センター長さんから順に手渡され、何人か持ってみたところ、一番良い反応をしたのは、Asさんでした。「おお」と、思わず木を落としそうになっていました。

そして、昨年度薪割りをして残った炭にする木と、火を焚き続けるために使う薪を、センターの畑横にある、村の方お手製のドラム缶炭焼き窯まで運び、炭にする木を窯に入れました。SさんとHkさんがテンポ良く、窯へ炭にする木を入れていましたが、長さがあり、2本を直列置きすることができなかったので、一度センターの倉庫前に戻って、短めの、炭にする木を鉞で割ることにしました。
トップバッターは、Hkさん!鉞をしっかり上まで持ち上げ、遠心力を上手く使って割っていました。「Hkさんの次は(ハードルが上がって)嫌だな…」と言いながら、Hkさんの後に続いたMさんは、緊張したのか、あまり上手くいかず…。柄の部分を木に当ててしまったり、変な角度で鉞の刃が入ったりして、何度か手がしびれていました。
今回薪割りの隠れた才能があったのは、Asさんでした。優しく振り下ろしているように見えたのに、太い木でも1,2発で割っていたので、「こんなに身体が細いのになんでだ」と周りの子たちに言われていました。しかも、命中率が高かったので、真っ二つに割れることが多く、割れた木の形もきれいでした。

全員、玉切りにした木を一つor半分割ることができたら、再び窯まで運び、なるべく隙間ができないように試行錯誤しながら、窯がパンパンになるまで炭にする木を詰めました。

そして、保温のために窯に土を被せ、今回は、代表してMさんが火をつけることに。「これだけ焚き付けを準備してあるから大丈夫」「口から火を噴けるから大丈夫でしょ?」「Mさんなら余裕だ」など、他の人たちに煽られたりプレッシャーをかけられたりしながらマッチを擦りました。一か所にしかマッチの火を当てられなかったけれど、たくさん準備した焚き付けのおかげで火が広がり、マッチ1本で火おこしに成功!Mさんはほっとした表情を見せていました。

大きい窯だと1週間ほど火を焚き続けるそうですが、センターの窯は小さいので、窯の中に詰めた木の水分量にもよりますが、3日間ほど焚き続ければ炭ができるはずです。炭になるまで、約1時間おきに交代で焚口に薪をくべに行き、火を焚き続けることにしました。
窯の中の温度は、およそ300度!4日目の17日(火)の朝には、煙突から出る煙や窯を覆っている土が温かくなりました。煙を触って「熱っ!」と感じるまでや煙の色が青っぽく変化するまで火を焚き続ける必要があると言われており、火を止めるタイミングはなかなか難しいものです。もうそろそろ良いだろうと、17日(火)の夜中には薪をくべず熾火にしました。
そして、炭の窯出しは、また後日!窯が十分に冷めた頃に、みんなで窯を開ける予定です。どのくらい炭ができているでしょうか・・・。

24/12/23

ひとつ前に戻る