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売木村の山村留学ブログ

1月11日 スキー活動①

11日(土)の午後から、今年度初のスキー活動を行いました。
売木学園のホームゲレンデは、売木村からほど近い愛知県の“茶臼山高原スキー場”です。10日(金)の夜に、スキーの起源やスキー用品の各部名称、茶臼山高原スキー場についてなどを聞き、みんな少しそわそわ。3学期の自然体験活動の中で、特にスキーを楽しみにしていた子は、待ちに待った日がやってきたと思った様です。
普段より少し早めに昼食を済ませ、スキー靴を履き、乗車して13時頃にはセンターを出発しました。愛知県にあると言っても、売木村との村境(県境)にスキー場があるので、20分ほどで到着!スキー板やストックを車から降ろし、スキー靴の歩きにくさに戸惑いながら、スキー場の休憩室まで行き、スキーの準備(帽子や手袋の装着、スキー靴のバックル確認など)をしました。

そして、ファミリーゲレンデの下の方に移動し、スキー場での注意事項や、迷子になった際の待ち合わせ場所等を確認し、準備体操をして、スキー初心者と経験者に別れてスキー講習が始まりました。
初心者(山留1年目の子)たちは、スキー靴やスキー板に慣れることからスタート。スキー靴で歩いたり走ったり、スキー板の着脱の練習をしたり、片足だけ板を装着して平面を歩いたり滑ったりしました。片方の足のみスキー板を装着し、反対の何も着けていない足で地面を蹴って進むことで、雪の上を滑るという感覚を覚えていました。
しかし、第一段階である“スキー板の脱ぎ方(外し方)”に大苦戦していた子が一人。Kさんです。体重を後ろにかけたまま、ストックの先や手でビンディングのヒルピースを押していたのでびくともせず、なかなか板から靴を外すことができませんでした。膝を軽く曲げ、つま先の方に体重をかけ、かかとだけを上げると同時にストックで押すなど、スッと外せるようになるまでひたすら練習。指導員とマンツーマンで練習しました。

Kさん以外の1年目の子たちは、次々進み、両足に板をつけて平面を歩いてみたり、向きを変える練習をしたり、転んだ時の立ち上がり方を練習したりしました。両足を板につけて歩いて(平面を滑って)みた際には、ゴールの手前でAtさんがすってんころり。まだ転んだ後の起き上がり方を習う前だったので、立ち上がれるかどうかと心配していたところ、どうにか自分で立ち上がっていました。

Kさんも、みんなに追いつこうと頑張り、転んだ時の立ち上がり方の練習までいきましたが、これまた大苦戦、!一向に立ち上がることができず、長時間雪面に寝転がったままでした。
その間、他の子たちは、階段登行(カニさん歩き)で緩斜面を登り、踏み替え動作で斜面下向きに板でㇵの字を作り、緩やかな斜面を滑走!おっかなびっくり滑っていました。その後ベルトコンベアに乗り、ファミリーゲレンデを大きなㇵの字で真っすぐ滑ってみることに。正しい姿勢を学び、力を抜いて、スーッと滑っていましたがAtさんAoさんは途中で転んでしまっていました。転ばずに滑れたHtさんも、Asさんも、まだ“楽しい”よりも“怖い”という気持ちが勝ってしまうようで、活動終了後、楽しかったか聞くと、「楽しかったけれど、怖かった」と言っていました。

経験者(山留2年目)の子たちは、ざっと基礎練習をした後、すぐにベルトコンベアに乗り、緩斜面を滑走しました。昨年度の活動の最後まで、時折転び苦手意識を持っていたMさんは、自信なげにしていましたが、意外と体が覚えていたのか、転ばずに滑れたようです。
そして、リフトに乗り、山頂から滑走を。リフトに乗っている間は暇だと思っていたHkさんは、木が雪に覆われている様子を見たり、動物の足跡を探したり、遠くの雪山を眺めたりすることができ、リフト乗車中に意外にも楽しめたことを喜んでいました。
そして、小さい頃から家族で何度もスキーを楽しんできたSさんの滑走は、安定の上手さ。転びそうになった時があったり、綺麗なパラレルターンができなかった時があったりしたと話していましたが、Mさんや他の子(滑りを見た初心者たち)には畏敬の念を抱かれていました。

16時過ぎまで練習し、センターに戻ってスキー靴や板についた氷を雑巾で拭き落としたら、この日の活動は終了。少し疲れた様子を見せる子もいましたが、スキーを楽しめて嬉しそうな子もちらほら。今シーズン、あと何回スキー活動ができるかわかりませんが、引き続き練習し、シーズンが終わる頃には、各自の理想の滑りができていることを願います。

25/01/20

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