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売木村の山村留学ブログ

1月21日 炭の窯出し

21日(火)は、下校時間が早かったので、全員の帰園後、炭の窯出しを行いました。 18日の午前中に窯入れをしてから、19日の夜中まで薪を焚き続けたので、20日の朝には煙が透明に!みんなが学校に行った後、センター長さんが窯止め(空気の出入りを遮断さして蒸し焼きの状態にすること)をしてくださりました。21日には十分に窯は冷めていました。

みんなで窯を見に行くと、炭焼き小屋の天井が煤だらけ!今回は主にJさんとHkさんが積極的に火の番を引き受けたのですが、焚口に薪を目一杯くべていたので、焚口の扉から火がはみ出す程火力が強い時が何度もあり、天井に煤がついてしまった様です。
窯の中がどうなっているか気になりながら、まずは窯を覆っている土をどかしました。また、それと同時に、焚口の中の灰の掃除も行いました。すると、驚いたことに焚口の中の灰の一部はまだくすぶっていました。「完全に空気を遮断させることが出来ていなかったかもしれない。また前回のようにすべて燃え尽きて灰になり、炭ができていないかも。」と、みんな心配になりました。

不安になりながらも、いよいよ窯のフタを開ける時!今回も代表してAtさんがフタを開けることになりました。開けてみると・・・炭がたくさん!フタ付近まで炭があり、前回とは雲泥の差だったので、思わず「おお」と声が上がりました。
そして、きちんと炭になっているかどうか確認をしながら、できた炭を米袋に入れていきました。1袋、2袋と満杯になっていき、窯の中から炭を取り出していた子に「まだあるの?」と聞いても「あります」との回答。最終的には3袋と少しの量の炭ができていました!おそらく過去最高の出来です。
最後に、センターの倉庫前まで運び、米袋に「R6 42期」と記入して倉庫の中にしまいました。

再挑戦は、大成功!窯詰めの仕方(炭材を窯の中に詰めること)、窯の中の空気の通り道の有無、焚口での火力、空気を遮断するタイミングなど、炭焼きは様々な条件がそろって初めて成功するものであることを、12月中旬と今回の、二回の体験を通じて感じることが出来たと思います。今回できた炭を今年度中に使えるかは分かりませんが、使う時には、木や窯、自然等に感謝して使ってほしいです。

25/02/04

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