5月5日(月) 草餅作り
端午の節句には柏餅やちまきや草餅を食べる風習があります。この日はみんなで草餅を作りました。
古来中国では「5」という数字は縁起が悪いと言われていて、特に5が並ぶ5月5日は「不吉な日」として邪気を払う風習がありました。その際に用いられたのが薬草でもあるヨモギだったそうです。邪気払いの意味を込めてヨモギを練りこんだ草餅を食べるようになったとされています。
まずは、材料となるヨモギを集めて処理するところから。


ペアを作り、留学センター周辺でヨモギを摘みました。摘みとったヨモギの新芽や葉は厨房できれいに洗い、細かく刻み、ミキサーにかけてペースト状にしました。
前日から浸したもち米にある程度色を付けるのには事前に採り、保存してあったヨモギを使い、今回採ったヨモギはお餅をつく際に一緒に混ぜ込みました。


まずは小突きから。体重をかけて杵でもち米を練り潰し、ヨモギのペーストを全体に混ぜ込む作業からです。お餅の出来を左右する重要な工程です。二人ずつ順番に体験しました。



小突きで7~8割お餅の状態まで仕上げたのち、今度は順番に杵でつきました。重たい杵を持ち上げるのが難しい小学2年生を優しくフォローする中学2年生の姿がありました。


つきあがったお餅はみんなで丸め、きな粉、あんこ、ゴマの3種類の味で食育指導員が作ってくれた豚汁と一緒にいただきました。みんなでついたお餅はよくのび、ヨモギの香りがしてとてもおいしかったです。
25/05/07