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売木村の山村留学ブログ

6月21日・22日 うきうきキャンプ

21日(土)の13時40分から22日(日)の13時30分までの約24時間、キャンプを行いました。題して「うきうきキャンプ」!18日から通学合宿に参加していた村の子5人に他の村の子3人も加わり総勢18人の子ども!売木小中学生の半分以上が参加の大人数でのキャンプ活動となりました。

まずは、ミーティングで今回のキャンプの流れやルール、食事メニュー等を聞いたり、火おこし方法や寝袋の使い方のおさらいをしたりしました。そして、みんなドキドキの班決めくじ引きも!くじで炊事班とテント班をそれぞれ決めました。
次に、外に出てテントの張り方を継続生と経験者のデモンストレーション形式で学びました。

そして、いよいよキャンプ活動開始!山留センター前の林の中に、ミーティングで決めたテント班ごとにテントを張り、男女に分かれて野外トイレ(周囲をブルーシートで囲んだトイレ)も作りました。
Aoさん率いる、Iさんと村の子3人の班は、テント場選びが難航・・・。指導員に「その場所は危ないからやめて」と言われても、「ここがいい!」と少々ごねていました。そして、ここがよいのではという指導員のアドバイスを聞き流し、狭い場所に強引にテントを張ることに。テントの出入り口の空間(前室)となるフライシートをピンと張ることはできませんでしたが、班のメンバー5人で協力して張っていました。

トイレが完成したら、早速夕食(カレーライスとサラダ)準備を。炊事班ごとに薪や焚き付けを集めたり、かまどを作ったり、食材を刻んだりしました。
カレーライスを作ったことがある子は少なかったようで、「どうやって作るの?」「これでいいの?」と何度も指導員に聞いたり、玉ねぎを飯盒の一番下に入れ始めたり(具材はじゃがいも、人参、玉ねぎ、お肉)していました。
しかし、指導員が少し手伝ったものの、火おこしはどの班も良い出来!連日暑い日が続いたおかげで、薪や焚き付けがしっかり乾燥していたことも、みんなの助けとなったのでしょう。Taさん率いるAoさん、小学3年生の村の子班では、Taさんがマッチ1本で火をつけることに成功し、Taさんは2人に尊敬されていました。
Yさん率いる、Kさん、小学3年生の村の子班では、一度消火しかけて焦っていましたが、何とかリカバリーしていました。

テント張りとトイレ作りに時間がかかってしまったので、全ての班が夕食を食べ、片付け終えたのは20時半過ぎ。就寝時間が迫っていましたが、せっかくなので“夜のお楽しみタイム”。みんなヘッドライトを消し、視覚をあまり使わず、聴覚や触覚や嗅覚を研ぎ澄まして川の音や鳥・虫の鳴き声を聞いたり、風を感じたり、周りの匂いを嗅いだりしました。

21時半過ぎ、寝る準備ができた班から就寝しました。
翌朝6時半に起床。日の出が早いので、女子は6時半前に目を覚ましたようでしたが、男子はぎりぎりまでぐっすり。快眠できた子、浅い眠りしかできなかった子と、睡眠の質は人それぞれでしたが、貴重な寝袋体験となったようです。
そして、川で顔を洗った後は、テントを撤収し、テントと寝袋をセンター前のフェンスに干しました。

その後は早速朝食(食パンとコーンスープ、スクランブルエッグ)作り。しかし、マッチの管理が悪く、朝露で湿気てしまっていた班がいくつか・・・。湿気ていないマッチを選り抜き、数少ないマッチで火おこしに挑戦していました。
小学5年生の村の子率いる、Htさん、Sさん班は、Sさんがマッチを1本擦り、見事に焚き付けを燃やすことができました。村の子やHtさんの協力もあり、一発で火おこしに成功しました。Htさんは、「昨日も今日もこんなに順調なんてすごいな~。今までなかったよ~。」と、喜んでいました。

9時前には全員朝食を済ませ、ほとんど片付けも終わっていたので、前日の夜食予定だったマシュマロ焼きを食べることに!各自で小枝を拾い、マシュマロを刺して熾火で軽く炙り、食べました。「甘い~」と、顔をほころばせていました。

その後、全員でテントや寝袋を片付けました。センターの寝袋はたたみ方に少々のコツがいるので、多くの子が苦戦・・・。「無理~」「できない!」とうなだれていた子もいましたが、早くできた子が困っている子のフォローをする姿を見ることができました。

そして、昼食は“流しそうめん”!脚立やコンテナ等を使って雨樋レールをみんなで組み立てました。「そうめん流すよ~」と指導員が声をかけると、みんなは流し口を、目を輝かせながら見つめていました。お箸の使い方が上手くないとつかめないので、「わ!全然つかめなかった~」との声も聞かれましたが、つかめた時は嬉しそうに、そして美味しそうに食べていました。
また、普通の流しそうめんでは刺激が足りないので、指導員らによるいたずらも行われました。そうめんを流すために使うシャワーヘッドを動かしてみんなに水をかけたり、水圧を急に強くしてそうめんを取りづらくしたりしました。子どもたちは、「キャー」「冷たい!」「やだ~」「そうめん取れない」と言いながらも、嬉しそうに、楽しそうにしていました。
自ら濡れに行くToさんやTkさんとは対照的に、極力濡れたくないAoさんやAsさんは、指導員らのいたずらが始まりそうな時は危険を察知し、みんなからすっと少し離れたり、誰かの陰に隠れたりしていました。

そうめんだけでなく、ミニトマト、レタス、キュウリやわかめ、そして缶詰のフルーツやミニゼリーなども流れる流しそうめんを満喫した後は、服が濡れた子は着替えをし、村の子たちが帰るまで少し時間があったので、ピエロ(ウインクキラー)という遊びやキャッチボールをして遊びました。
13時20分頃には遊ぶのをやめ、最後に学園長さんから締めの言葉をいただきました。楽しかったこと、大変だったことなどいろいろあったと思いますが、みんなで協力したり、笑顔を見られたり、今まで話している場面をあまり見たことがなかった子同士で会話をしたりしている様子を見ることができた約24時間でした。

25/06/30

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