9月15日 稲刈り
今年は梅雨時期にあまり雨が降らなかったり、その後に高温が続いたりしたため稲の生育を心配しましたが無事に稲刈りの日を迎える事が出来ました。気温が高めに推移したことが影響したのか成長が早かったため例年に比べて3週間ほど早い稲刈りとなりました。
まず、刈った稲を結束するための藁の準備から。昨年脱穀した後に保存しておいた藁を使います。手櫛の要領で藁の袴の部分を取り除き、木槌で打ってしなやかにします。


藁の準備が出来たら田んぼに移動して稲刈り開始。最初に収穫祭の祭壇にお供えする稲を一人一株ずつ刈り取りました。
その後はひたすら刈って結束していくのですが、数日前に降った雨の影響で一部ぬかるんでいる場所があり、足を取られたり、長靴が脱げそうになったりと大変でした。


また、10株くらいの稲を一束にして結束する作業では何度やってもきつく結束する事が出来ない子もいて、持ち上げただけで稲がバラバラと抜け落ちてしまう次第。結束するのが苦手な子は仕方がないので刈り取り専門で作業していました。


刈り終え、全て結束出来た後にセンター前の草地に稲束を運びはざかけをしました。稲束を渡す人、稲束をはざにかける人、高い場所にかける人、低い場所にかける人などに分かれて作業を進めました。


これからの天気にもよりますが2週間ほど天日で乾かし、脱穀の作業となります。
今年、全国的には水不足で稲が枯れてしまった場所や反対に水害で収穫前の稲が水に浸かってしまった場所もあったようです。学園で育てた稲が無事に収穫できたことをうれしく思います。
25/09/17