8月19日
8月19日(水)、午前9時すぎ、学園生たちは新型コロナウィルスの抗原検査を受けました。前日までに売木村の子たちも順番に抗原検査を受けており、全員陰性だったので、予定どおり8月20日から2学期開始というお知らせが、前日の夕方のうちに学校からきていました。学園生たちの検査は、センターに学園長さんが来られ、一人ずつ、帰省中の体調・行動の記録を確認した後、唾液を採取。
見本の量くらいまで唾液をケースに溜めるのですが、窓に貼った梅干しとレモンの写真や、唾液が出るようなマッサージ方法を書いた紙を見て、唾液を出しやすくしてから容器に溜める学園生たち…。なかなか唾液を溜められず時間がかかった子もいましたが、採取した唾液は、学園長さんが検査のできる病院へ運んでくださいました。
10時からミーティングをした後、支度をして、村中心部に位置する売木村のシンボル”高森山”に出かけることに。山留1年目の子も継続生も、登ったことがないと言うし、夏休み中になまってしまった体に活を入れるべく一汗かき、恐らく翌日から始まる登下校に備えようと…。センターを出発し、おしゃべりをしたり野いちごを口にしたりしながら、岩倉ダム方面へ2km弱、のんびりとテクテク。”遊歩道”の看板が立つポイントから、登りが始まりました!
道は細いので、一列になって登ります。残暑厳しいとはいえ、これまで歩いてきた道も、学園生たちの地元に比べれば時折吹き抜ける風が爽やかでしたが、山の中は更に冷涼。
それほど急登ではないけれど、初めはおしゃべりしながら元気に登っていた子どもたちも疲れてきたのか、次第に口数が減って息が荒くなりました…。
集団から遅れがちな子は前の方で歩くよう並び順を変えるなどして、全員で高森山の頂上を目指し、頑張って登り続けます!
登り始めから約15分で、展望塔のある”昔高森”の山頂に着きました! 水分補給をしたり、汗を拭いたりし、記念撮影。錆びつき朽ち果てそうだからか、展望塔には立ち入り禁止のロープが張られていました。危険なので、当然登りませんでしたが、山頂の木々の隙間からは、南の方にわずかに展望が得られました! 村の中心部が見え、「あれ、学校じゃない?」と言う子も。
すぐに涼しい山の中が恋しくなったので、下ることに。意外と急で、落ち葉や松ぼっくりで滑りそうになりながらも、ひんやりとした空気の中を気持ちよく下っていきました。
一旦 車道に出て、高森山へ向かうことに。急傾斜の車道を登っていくと、”高森山”の山頂である”天文広場”に着いたので、自分の星座が描かれている建造物?を探し、その横に立って、写真を撮りました! ちょうど11時半でした。
すぐ横には東屋があり、南側に下っていくと御嶽神社があったので、各自お参り。その後は、参道を下る形になりました。かなり急な道を転がり落ちるように下ること10分ほどで、学園生たちもよく知っている国道418号と県道46号の三叉路辺りに出ました。納得顔で「ここに出るのかぁ。」と言ったり、幾つか並んだ馬頭観音などの石仏をよく見たりする学園生たちでした。そこからセンターまでの3km弱の道は、ほとんど通学路でしたが、しっかり歩けました! 12時30分頃、無事に到着。畑でブルーベリーをつまんでから、片づけをして、昼食となりました。
午後しばらくは、皆 のんびりと過ごしていましたが、小学生たちは「釣りに行って、大物を釣りたい!」「今日も、川に入りたい!」とうずうずし出し…。前日に川遊びの味を占めた4人は、入浴の準備をし、午後3時半頃からセンターのすぐ近くを流れる岩倉川へ。
飛んでも足がつくくらい浅いのに、なぜか岩の上から飛び込みたがる子たち…。
いろいろなポーズをとりながら、川面へジャンプ!!
川の水はとても冷たいのに、平気で泳いだり、流れに身を任せたりして、存分に楽しんでいました!
一方、午後4時頃から釣りに行った小学生1名と中学生1名は、魚影も見えず苦戦。狙うポイントやエサを変えながら、1時間ほど粘りましたがボウズでした…。
夕方には、全員陰性という抗原検査の結果が出たので、翌日の2学期始業式から学園生たちも登校できることに!! 夜には、地元の子たちも交えて太鼓練習をしました。
20/08/22