売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

8月29日

8月29日(土)は、先週末 気温が低くて持ちこしにした”豪快川遊び”を決行することに。気象条件が良ければ1学期のうちにと計画していた活動が、延びに延びたわけですが、待った甲斐がある様な、絶好の川遊び日和になりました!
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ミーティングと準備をした後、車に乗り、30分ほどで和知野川が流れる旧二瀬キャンプ場に到着。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、三密を避けながら自然を満喫できるアウトドア熱が高まっているからか、今夏の最後を川遊びやキャンプで締めくくろうという考えの人が多いのか、今まで見たこともない賑わいでした! 逸る気持ちを抑えながら、浮き輪を膨らませたり、川に入る準備をしたり。
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太陽がギラギラ照りつける11時過ぎ、エマージェンシーカラーの水泳帽をかぶり、準備体操。
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ライフジャケットを着用し、流れの傍へ移動して、遊ぶ範囲や注意事項を聞きました。そして、歓声をあげながら いざ川に入った子どもたち!  一転「冷たい!!」「ひゃぁ~!」と悲鳴の様な叫び声。
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どれほど気温が高くても、川の水は冷たく…。それでも、泳いだり流れたり潜ったりしているうちに慣れ、思い思いに楽しみ始めました。売木村を流れる軒川・岩倉川は売木川に合流し、売木川は和知野川に流れ込み、和知野川は天竜川の支流です。今、遊んでいる川の水の一部は、売木村から流れてきたのかも…。子どもたちは、川を目の前にすると、どうしても飛び込みたくなる習性?があるようで、川底が浅いにもかかわらず、ダイブ!!
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ポーズをとりながら、何度も何度も飛び込みまくっていた子も!
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体が冷えたと感じたら、自主的に川からあがり、日光を浴びながら砂遊びをして、温まったらまた川にバシャバシャと入っていく子もいました。川の中を観察し、興奮気味に「大きい魚が泳いでいたよ!」と報告したり、「あっちの方が水温が高いよ。」と他の子たちに教えたり、川の流れに身を任せて漂ったり。
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岩から水面に向かって、棒のように倒れ、どこまで我慢できるかという妙な遊びに興じる子たちもいました! 限界まで耐えると、水泳の飛び込みで腹打ちをした時の様な痛みを顔や体に感じ、挑戦した後には「痛っ!!」と叫ぶ子も。
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川に浸かり、上がって休憩し、また遊ぶということを繰り返しながら、正午を過ぎると、大変冷えたらしく、温まった岩の上で自主的に日光浴をする子たちもいました!
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同じ頃、浅瀬を泳ぐ小魚たちを上手にすくい取っていた子も。
12時30分から昼食のお弁当を食べました。たくさん遊んでお腹が空いていたとみえ、ほとんどの子があっという間にぺろり。しばらく食休みだと言われた子どもたちは、「まだ?」「あと何分?」「もう川に入っていい?」「砂で遊んでようっと。」などと言いながら休息。
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午後1時30分から、遊ぶ場所を変え、川遊びを再開し、それぞれにいろいろな遊び方をして川を満喫することに。午前中より深い所があり、飛び込めそうな場所を見つけると、すぐにどうにかして岩をよじ登ろうと試みる学園生たち…。
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手や足をかけて登れそうな所からよじ登ると、落ちないように恐る恐る横方向へ移動し、1.5mほど下の水面へ「えいっ!」とダイブ!!
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午前中に遊んでいた場所より日が当たらず寒いので、岩をよじ登り、決めポーズでダイブすると、温かい大きな石の上で温まり、温まったら泳いで対岸へ。岩へのとりつき方も登り方もだんだん上手になり、すぐにバッシャーン! 何度も何度も繰り返していました。
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飽きることなく飛び込み続けていたのは4人で、岩をよじ登れなかった子や、岩によじ登れたとしても躊躇して飛び込めないと自分で判断した子は、緩やかな流れで泳いだり、きれいな石を探したり。遊んでいる範囲に直射日光が当たらなくなると、とても寒かったので、全員 一旦川から出て休憩。すると、ここぞとばかりに水きりを始める子たちも! 真剣に平たい石を探し集めると、腰を落としたフォームからサイドスローで何度も投げ、水面で上手に石を跳ねさせていました。休憩時間が終わると、待ってましたとばかりに川の中へ走り込み、対岸の飛び込みポイントに移動し、ジャンプ!!
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午後3時近くになったので、遊ぶ場所を変更し、まだ日が当たる所へ。そこには、度胸試しの非常に高い崖からばんばん飛び込む他のお客さんたちの姿が! 「一番上からは無理だと思うけれど、二番目の所から飛んでみたい!」という子たちがいました。低い所で1mくらいの高さから、次は3mちょっとの高さからダイブでき、最も高い所から飛ぶと水面まで優に6~7m! 対岸の、その崖の様な岩までは、背が立たない深さの淵を泳いでいかなければなりません。ライフジャケットを着用していたので、泳ぎがあまり得意ではない子も飛び込みたい一心で対岸まで渡り、ロープを頼りに岩を登ります。崖の真ん中辺りに立って覗き見ると水面まで4.5mくらいかと思われますが、臆することなく飛び込めた子たちもいました!
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ジャンプのスタイルは様々ですが、水面に現れた顔はとても誇らしげ。飛び込みエリアから離れるため、足が着く所まで懸命に泳ぎます。
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一番高い所から飛び込む他のお客さんもいて、並んだ順番もあるので、飛び込むタイミングにはその範囲で遊んでいる全員が注意し、安全を確認。自分の番がくると、その一挙手一投足に注目が集まります! 飛び降りOKの合図を聞くや否や、思い切りよく飛び出し、滞空時間を楽しんだ後、「ドッボーンッ!!」
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無理は禁物なので、自分の度胸のなさを認め、観客に徹することに決め、声援や拍手を送っていた子もいました。挑戦してみたいと、なんとか岩に登り自分の番になったけれども、崖の先端に立つと足がすくみ、なかなか決心がつかず尻込みしてしまう子も。後ろに並んでいる学園生たちや他のお客さんを待たせてしまうことになり、「寒いから、早く飛んで!」と言われたり、「頑張れ!」「行け!」と応援されたり、周囲がカウントダウンをして飛ぶタイミングをはかってくれたりしたものの…。崖を下りる方が危ないから、もう川面に飛び降りるしかないのだと説得されたり、寒がって待っていた子たちや他のお客さんに先に飛んでもらい、躊躇いなく飛ぶ様子を見ることで決意を促されたり…。それでも次こそは! といざ飛ぼうとすると、「うわぁ~、怖い!」「無理無理!!」と叫び、一歩前へ踏み出すことができず、逆に後退り。そんなことをしばらく繰り返し、勇気を出して飛び降りた暁には、固唾をのんで見守っていた皆から拍手がわきました!
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一番高い所から飛び込む強者を憧れの眼差しで見たり、「もう一回飛びたい!」「あと、何回飛べるかな?」と数回飛び降りたりした子もいました。中には、自分の番がきて2回目・3回目のダイブであってもやはり身長分の目線高をプラスすると軽く4mは超えるので、その度に意を決し、できるだけ低い姿勢からえいやっと飛び込む子も! 少しの勇気自慢と負けず嫌いの度胸試し的な飛び込みタイムとなり、時間の許す限り 威勢よく何度もチャレンジした子、覚悟を決めて一度だけ飛び込んた子…と様々でしたが、子どもたちの歓声と笑顔が広がりました! 丸一日思いきり遊んだ学園生たちは、片づけや着替えをして、センターに帰る車中では爆睡していました。

20/09/01

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