3月15日
3月15日(金)午後2時30分から、36期の修園のつどいを行いました。一年間お世話になった受け入れ農家の父さん母さん・学校の先生方・お友だち・村の方々、お家の方たちにお集まりいただき、拍手で迎えられた10名の学園生たち。スライドに合わせて説明をしたり感想を述べたりしながら、この一年に体験したたくさんの活動を振り返りました。
次に、”修園賞をもらいましょう”。一人ひとりが一年を振り返り、
一番の思い出や
考えたこと・感じたこと、
自分が成長したと思うこと、
感謝の気持ちなどをスピーチ。各自 事前練習をしていたものの、大勢を前にすると、緊張で表情も強張り気味でした。頭の中が真っ白になってぼんやりしたり、感極まって涙があふれたりした子もいましたが、ご来場の皆さんの温かい眼差しと気持ちで、一人も 原稿を読むことなく、しっかり前を向いてスピーチをやり遂げました! 受け止めてもらえるという安心感から、等身大のスピーチをする子どもたちの姿を目にすることができました。
スピーチから解放された学園生は、お家の方からの一言の後、舞台上に設置された”台”に乗り、学園長さんから修園賞を受け取りました。
学園長さんは、修園賞の文面を以下同文と省略せずに、一年間頑張った一人ひとりに全文を読みあげ、褒めたたえ、舞台の下から恭しく手渡してくださいました。晴れがましい姿の学園生たち!
また、学園生たちには、入園直後と修園間近にとった足型を並べて貼ったアルバムが贈られました。自分の足でよく歩いたり走ったりしたこの一年で、土踏まずの発達が目に見えた子は少なかったのですが、ほとんどの子の足は大きくなっていました! 山村留学を終了する子たちには、育てる会からピンバッジのプレゼントもありました。
それから、学園長さんやお客様からのありがたいおはなしを聞いた学園生たち。
続いて、今年度で山村留学を終了する子たちと、来年度も継続する子たちにわかれ、エールの交換。段取りを決めておらず、おろおろする一幕もありましたが、一年間ともに過ごしてきたからこそのメッセージの数々に、照れたり微笑んだり。お互いに、贈ることばを聞いたのは、この時が最初で最後でした。
次に、お世話になったたくさんの人たちに、感謝とお礼の言葉を述べました。どんなに言葉を尽くしても、伝えきれないほどの感謝の気持ち…。「一年間、本当にありがとうございました。」と子どもたち。
保護者代表の方の、お礼のことば の後、学園テーマソング『道』を10人で歌いました。かけがえのない一年をともに過ごした仲間と心をひとつにして歌い、つどいは終了。
修園のつどいの後、お家の方たちは会場を急ピッチで会食会仕様に作り替え、学園生と太鼓メンバーの子たちは急ピッチで着替え。準備ができたら、”売木子ども太鼓”の発表をしました。
小学校のお友だち4名と学園生10名の今年度のメンバーで、太鼓を打つのはこれが最後。”寄せ囃子”と、指導してくださった藍羽さんが作曲された”楽”を笑顔で演奏し、
何度も打ってきた”三宅島神着木遣太鼓”を渾身の力を振り絞って披露。感謝の気持ちを込めて、三曲 打ち鳴らしました!
会食会では、お世話になった方々と、思い出を振り返りながら食事と歓談を楽しみました。
ひとしきり飲食したところで、お祝いに駆けつけてくれた修園生や元売木子ども太鼓メンバーと学園生有志による太鼓演奏が行われたり、
お家の人たちが”サザエさん”のコント(文芸祭の続編)を披露してくださったり、子どもたちが大変お世話になった受け入れ農家さんへお礼の品をお渡ししたり。
“信濃の国”を斉唱し、万歳三唱。最後までおつきあいいただいた皆さまと記念撮影をし、お開きとなりました。
これで山村留学を終了し、新たな生活を始める8名、継続生として来年度も売木での生活を続ける2名。新しい一歩を踏み出し、売木で得たことをそれぞれの地でいかしながら、自分で道を切り拓いていくことでしょう。山村留学生に関わってくださった全ての皆さま、一年間 本当にありがとうございました。
19/03/20