6月1日
6月1日(土)、文化部に所属している中学生2人は休日練習(午前中)があり、8時頃にはセンターを出発。それから遅れること数十分後、玄関では小学4・5・6年生が出かける支度中…。6年生が「水筒入れた?」「次、軍手。長靴は?」と皆の持ち物を確認し、「ユニフォームのスカーフの仕方が違うから、後で直さないと!」などと、世話を焼いていました。小学4・5・6年生は売木みどりの少年団員で、この日開催される、昨年 県の植樹祭において植樹を行った森林の維持管理作業に参加。ヒノキ箸作りや補植活動・ツリークライミング体験などを楽しみにして、お弁当を持ち「行ってきま~す!」 集合時間に遅れそうだったので、センターから駆け出していきました。
正午すぎに帰園し、お弁当を食べた中学生2人は、食休みを要求することもなく「畑、いつからやる?」とやる気に満ちていました。この日の主な作業は苗植えですが、まずさつまいもの敷き藁を直すことから。1週間前に植えたさつまいもの苗と、マルチシートの間に施した藁が、風で飛ばされ畝間などに散っていました。それをきれいにやり直し。その際に、元気がない苗や消えた苗を発見していました。
次は、いよいよ苗植え。ようやく定植できるくらいに育った センター中庭のビニールハウスで育てていた野菜の苗。小学生はいませんでしたが、苗を植えるタイミングを逃すとうまく育たないこともあるので、中学生と指導員で植えてしまうことに。初めに、枝豆の苗植えに着手。株間を確認し、植える場所に印をつけ、その近くにポット苗を仮置き。マルチにつけた印の部分を開き、植え穴を掘り、根鉢を崩さないようポットから苗を取り出して、丁寧に植えていきました。
畝の表面よりやや高くなるように土を調整して植えてあるかどうかを確認し、ちゃんと植えられていたら、空になったポットを回収したり、たっぷりと水やりをしたり。
続いて、エンツァイ(クウシンサイ)の苗を、やはり根鉢を崩さないように丁寧にポットから抜き、根鉢の表面と畝の表面の高さが同じくらいになるように植えつけていきます。それぞれ、クウシンサイを食べた時のシャキシャキ感を思い浮かべながら手を動かしていました。株間15㎝・条間30㎝で、数mの畝一本 全てに植えたので、うまく育ったら多くの収穫が見込めそう。
それから、また”つるなしいんげん””モロッコいんげん””大納言小豆”などマメ科のものを定植。株間はどれも30㎝にしたので、同じ手順と植え方でどんどん植え、きちんと植えられているか確認した後は、たっぷりと水やりをするということを繰り返していきました。
ひとつの種類を植え終わり、次の野菜の苗を植えるまでの間の、指導員が株間を測ってマルチに印をつけているちょっとした時間に、自主的に畝間の雑草を抜き取る2人の姿が! 畑全体をきれいに維持管理しようという意識が見られました。
そして、株間を1ⅿや1m50㎝とるウリ科のズッキーニやかぼちゃの苗に移りました。既にたくさんの苗を植えた後だったので、手慣れた様子で定植。
ズッキーニやかぼちゃなどは、葉が焼けるのを防ぐために、葉とマルチの間に藁を敷く作業もしました。
一坪百姓をしている継続生は、自分の畑にも同じように苗を植えました。
最後に、再度水をやり、200個以上のポットを洗って干して片づけ。おいしい野菜をたくさん収穫できるよう、これからも水やりや草とり・追肥など世話をしていく予定です。あとは、なかなか発芽しないエゴマを植える予定の畝が一本残るだけとなり、随分畑らしくなりました!
19/06/03