1月27日
1月26日(金)の夕方、学園生たちはセンター入りしてきました。学校では風邪やインフルエンザの症状を訴える子たちが増えてきたそうです。学園生の中にも少し体調を崩している子はいますが、全体的には皆 元気です。
1月27日(土)、PTA行事の『どんど焼き』に参加しました。朝7時の気温はマイナス11℃でした! 暖かい服装をして、学校の校庭に8時半までに着くよう出発した学園生たち。始めの会の後、各集落から集めてきた松飾りなどを、PTAの方々と一緒に一か所に積み上げてほんやり作り。できたら、点火。どんど焼き開始! 小学生たちは、書き初めを燃やしました。その炎が高く上がると、字が上達すると言われているので、燃え上がり方をしっかりと見届けていました。その後、小学生たちは”はないちもんめ”などのレクリエーションをして楽しんでいました。中学生たちは雪合戦をしたり、火のそばで温まったり。
そうこうしているうちに、熾火になってきたので、お餅を焼く準備。センターから持って行った耐火煉瓦の上に網を設置。前日に餅つき機でついて作った伸し餅を、網の上に並べました。小学生は、5年生が学校の田んぼで作った餅米をついて作った丸餅をもらっていたので、それから焼くことに。
しばらくして良い具合に焼けたら、お醤油やのり・きなこ・あんこなどお好みの調味料をつけて「いただきま~す!」
まだ10時過ぎだったけれど、学園生たちにはこの焼き餅がお昼ごはんとなるので、皆 おいしそうに焼けたものから、どんどん食べていました!
早く食べたいのに、なかなか焼けず、待っていた小学生たちも。
継続生たちは昨年も参加しているので、どんど焼きがどういう行事なのかということや熾火でお餅を焼いて食べるということも知っていました。なので、焼き餅をたらふく食べられることを本当に楽しみにしていた様。外で焼いて食べるお餅はいつもよりおいしく感じたという子、今まで生きてきた中で最多数のお餅を食べたという子も。また、村の人との触れ合いを楽しむことができた子も。
山留1年目の子たちの中には、初め『どんど焼き』と聞いて、どんな事をやるのか想像ができなかったという子や、何かの料理か食べ物かと思っていたら、全然予想とは違う凄いものだったという子もいました。どんど焼きの火にあたったり、その火で焼いたお餅を食べたりすると、この1年 風邪などをひかず健康でいられるなどの言い伝えもあり、無病息災や五穀豊穣を祈る行事だということがわかったという子も。地元でも神社で似たような行事はあったけれど、皆でお餅を焼いて食べるような習慣はなかったので新鮮でとても楽しかったと笑顔を見せた子も。お餅がおいしくて、つい15個も食べてしまいおなかがいっぱいに・・・という子もいました。地域の伝承行事に触れることができた貴重な時間となりました。
11時には片づけが始まり、子どもたちは解散となり、腹ごなしにゆっくりとセンターまで歩いて帰りました。
午後は丸々自由時間となりましたが、外で雪遊びをする子はおらず、皆 センター内でまったり過ごしていました。
18/01/28