8月25日
2学期初めての週末を迎えた学園生たち。まだ生活リズムを取り戻せていない子もいますが、”案山子作り”をしました。鳥などの害獣を追い払うためセンターの田んぼや畑に設置する目的で作るというよりは、村の案山子コンテストに出すため。
継続生が中心になり、どんな案山子を作るか皆で相談。キャラクターの名前などがたくさん挙がったものの、冷静に切り捨てる子も。その結果、面白い案山子を作りたいという希望が多く、多数決で”出っ歯坊主”を作成することに。
話し合って、骨組み・顔(頭部)・体(全体)の3グループにわかれて作業を進めることになりました。室内では、顔(頭部)の担当になった子たちが、奮闘。新聞紙を丸めてビニール袋にぎゅっと詰めて頭を作ったり、それに被せる布を縫い合わせたり。
骨組み担当の子たちは、外へ出て、センターの敷地内に保管してあった竹を、交代しながらのこぎりで切っていました。バランスのよい案山子を作ろうということで、適当に切るのではなく、皆で決めた長さにきっちりカット。麻紐で骨組みを固定しようと、長い間 ぐるぐる巻きにしていましたが、ぐらぐらしたまま・・・。
すると、体(全体)担当の子たちがその作業を引き継ぎ、同じようにしばらくの間、麻紐で竹をしっかり固定しようと頑張っていましたが、できなかったので針金を使用することに。これで、ちゃんと固定できました。
それから、藁で肉付けを。骨組みの竹に藁をくくりつけるのが難しく、藁が切れてバラバラになってしまったり、胴体に見えるように立体的に配置して固定するのに手こずったり。それでも、皆で何とか少しずつ形にしていっていました。そして、服を着せたり、ズボンを穿かせたりしました。
お昼ごはんと食休みの後、案山子に何か羽織らせたいという希望が出たので、少年っぽいジャンパーを着せ、フードを頭に被せると、「なんか、にんにくみたい!!」
藁で再度 肉付けをし直すなど、全体を整えたら完成。使ったものを片づけたり、周辺を掃除したりしました。
途中で、けんかをしたり、遊び始めてしまったりする子たちもいたのですが、案山子作りはスムーズに進み、午後3時頃にはできあがっていました。 皆で力を合わせ、楽しみながら作れた様。”にんにくん”と名づけた案山子は、近日中にふるさと館前の田んぼの畦にお目見えする予定!
18/08/25