売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

9月18日

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9月18日(火)午前7時 起床前の女子テント内。暑くもなく寒くもなく、よく眠れた様?
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テントサイト近くを流れる岩倉川の冷たい水で顔を洗い、しゃきっとした子たち。当番の子は、ヤギやチャボの世話と畑の水やりをし、その他の子はすぐに朝食作りに取り掛かります。
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薪集めを始め、予想以上に(予想していなかった?)湿気ている薪に愕然とするも、時すでに遅し。例えば、乾いた薪を前日のうちにビニール袋に入れて、テントの前室にでも保管しておくなど、やれたことはあったはず。残しておいた1本のマッチで何が何でも火をおこさなければならないSb・Ho・Ta組でしたが、焚きつけ用の新聞紙もぞんざいな扱いをしており…。8時45分を過ぎても確実に火をつけられる準備ができておらず、絶体絶命の窮地だったので、焚きつけに使える 乾いた竹の削りカスを一掴み分 もらい、一縷の望みをかけてマッチを擦ったところ、一気に火が燃えあがりました!
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ソロのYuさんは、新聞紙を焚きつけに使わないという挑戦をしていたので、昨夜よりも湿気に苦戦。できる限り自分で、焚きつけに使える自然のものを探し集め、薪をきれいに組んでマッチの火を近づけていましたが、9時近くになったので、竹の削りカスを少しだけ使用し、薪に火を燃え移らせることに成功。
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やはり、残り1本のマッチで是が非でも火をおこしたいHy・Sh・Sm組。成功しても失敗してもマッチは最後の1本なのだから、焚きつけの新聞紙も、配布された一掴み分の乾いた竹の削りカスも、ケチらないで思いきって使えば?という助言に従い、準備し直して、9時頃 着火。
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マッチで火をつけて十数分、なんとか薪に火が燃え移ったSb・Ho・Ta組。まな板であおいで空気を送り込み、火の勢いを強めます!
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細い薪に火がついて10分、Hy・Sh・Sm組も火を大きくし安定させようと、躍起になっていました! 少しでも油断すると、消えてしまいそう…。
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新聞紙の上に、竹の削りカスや細い枝を配置し、マッチ2本を使って火を燃えあがらせたMi・Ry・Hi組。9時15分頃、地面にうつ伏せになり必死で息を吹いて、火を育てる2人!
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一番早く朝食にありついたのは、Yuさん。9時20分頃、昨晩炊いて少し残しておいたごはんを、だしで炊き直して卵を加え、卵雑炊を完成させました! 体が温まった様。
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9時45分、Mi・Ry・Hi組も大きな声で「いただきま~す!」苦闘の末、作れた卵雑炊をかみしめていました!
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10時ちょっと前。数か所のかまどから煙が立ちのぼるキャンプサイトの様子。
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朝ごはん作りに奮闘している班がある一方、おいしく食べ、片づけ終わった子たちには、昼食の食材が配られ、食材カット。具だくさんのスープを作るのですが、センター産野菜など食材の量が多いので結構大変。でも、早く火が通るように、小さめにカットしていました。10時50分。
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11時17分。奮闘していたHy・Sh・Sm組が、炊けたご飯を蒸らし終え、盛りつけて「いただきま~す!」具だくさんのお汁はまだできあがっていなかったけれど、我慢できずに、ご飯だけ先に食べ始めたのでした。やっと食べられるご飯に「おいしい…。」と3人。長時間かけて作ったお汁の実には、ちゃんと火が通っていたものの、薄味だったそう。
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同じ頃、Su・Ho・Ta組もついに温かい食事を口にすることができました! 「うめぇ!」「この肉じゃが、めっちゃおいしい!!」と歓喜の声をあげていました。
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朝食作りでおこした火を保っておかず、昼食作りでもまた一から火おこしをするMi・Ry・Hi組。手際よくできるようになり、マッチ2本目で見事 着火。大きな火でスープを作ってから、熾火にし、枝巻きパンを焼きます。手頃な枝に、パン生地を巻きつける時、案の定、地面にパン生地を落とし、土まみれにしてしまった子も…。
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朝 おこした火をずっと保っていたYuさん。てきぱきと、具だくさんスープを作り、枝巻きパンもこんがりときつね色に焼きあげ、12時28分には昼食タイム! 3食をマッチ8本のみでしっかり作り、鮮やかでした!
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Yuさんに数分遅れて、Mi・Ry・Hi組もお昼ごはん。新聞紙とマッチ8本を使用し、3食きっちり作り、おいしく食べられました! 朝ごはん(昨日の晩ごはん?)を食べ終わり、片づけをしていた他の2組は、枝巻きパンを食べる子たちを羨ましそうに見ていましたが、これから昼食を作る時間はありません…。
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昼食を食べられた子たちの片づけが終わったら、テント撤収。お互いに声をかけあって、ペグの本数を確認したり、ポールの扱いに気をつけたりしていました。テント本体は若干湿っていたので、干すことに。火を焚いた跡の片づけもし、野外トイレも取り払いました。
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午後2時すぎには、貸し出されていた調理道具や食器など一式を返却するために、きれいに洗いました。ちゃんと洗えておらず、やり直しになる子たちも。
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午前中から裏返してフェンスに干していた寝袋も、一人ひとつずつ片づけました。かたく巻いて、端についている紐できつく蝶々結びをすることが、いつまでたってもできない子が半数近くおり、手早くきちんとできた子が教えたり、手助けしたりする姿が見られました。
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しっかりと乾かしていたテント本体とフライシートも、皆で協力して畳んだり、巻いたりし、袋に入る大きさにして仕舞いました。午後3時ちょっと前、全ての片づけが終わり、センターの中へ入って個人の荷物を片づけ、キャンプ終了。

何回かあった火をおこす機会に、それまでの経験を活かすことができた組、できなかった組がありました。今回のキャンプで、自信をつけた子もいれば、いろいろと課題が浮き彫りになったという子もいました。今回のキャンプの経験を、次回に活かしてほしいものです。

18/09/19

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