9月23日
9月23日(日)、2週間ほど前に行った歩く活動の続きをしました! 10月に村で開催される”うるぎトライアルRUN”のフルマラソンコースの後半およそ15㎞の部分を歩いてみることに。前回は、役場の辺りを発着点にしましたが、今回はセンターから出発しセンターに戻ってきます。まさか、続きの活動があるなんて思ってもいなかった子たちが多く、気乗り薄な様子でしたが、行動食やりんご・ずっしり重たいお弁当などを受け取ると、少し乗り気になった様。服装や持ち物を整えて、10時10分 センター発!
気持ちのよい秋晴れの下、センター付近の道を歩き始めた学園生たち。早速、ススキを手にとり、運動会で披露した校歌ダンスを踊ってみたり、他人にちょっかいをかけたりする子も。コスモスやツリガネニンジンなどの花を愛でる子たちもいました!
早速、「もうどれくらい歩いたかなぁ?」と聞く子もいましたが、まだ約1.5kmで通学路の半分くらい との答えに納得し、どんどん進みます。道端に咲く、ミズヒキやミゾソバを鑑賞したり、おしゃべりに花を咲かせたりしながら、岩倉ダムキャンプ場南岸の道を東へ。
少し行くと、遊歩道入口の看板があり、そこを入っていくと、いきなり 足場の悪い急登が! 「えーっ?ここ登るの?」と驚く子もいました。我々は歩きですが、トライアルランに出場する人は、40km走り続けた後、この急登を走って登るのです!
実は中学1・2年生がこの “昔高森” の登山道を、夏に予備登山として歩いた経験があるので、中2のYuさんが皆を先導し、ペースを作る役を買って出てくれました。登っている間は皆、無口になり…。
十数分間、一歩ずつ足を動かしていると、だんだん空が近くなり「もうちょっと!」と一踏ん張り。11時すぎに “昔高森” のてっぺんに到達! 展望塔の近くで小休止すると、すぐさま行動食でエネルギーチャージする子も。
少し歩き、今度は “高森山” の山頂へ。天文広場と呼ばれる場所で、少し休憩。自分の星座が描かれた石に座ろうとすると、学園生には1学期生まれの子がいないことや、いて座の子が4人もいることが判明し、盛りあがっていました!
高森山の山頂付近には御嶽神社があり、手を合わせる子も。そして、その急な参道を下りました。「こんなところを駆け下りたら、危ないんじゃない?」「怪我するかも。」と、学園生たち。
滑ったり転んだりしないよう、慎重に下っていくと、見たことのある風景が広がっていました。大きな馬頭観音や石造物を見て、階段を下りると、そこは毎日歩いている通学路でした!
イチイの実を食べて甘さを楽しみ、村役場付近を少し散策。マラソンコースに戻り、河川公園へ。正午近くになると、「お昼、まだぁ?」「お弁当、いつ食べるんですか?」と催促が…。もう少し先でお昼ごはんを食べる予定なので、公園に沢山生っていたヤマボウシの実を皆で食べました。「あんまり、好きじゃないんだよね…。」なんて言う、継続生もいましたが。
「お弁当、まだぁ?」「おなかすいた!」「もう、ここでお弁当食べようよ。」と大騒ぎしながら、売木川沿いの草道を長下方面へてくてく。道端のススキやエノコログサ、チカラシバなどを大量に、他人のリュックサックに生けるイタズラにキャッキャッと笑う女の子たち。
歩く予定の約半分7kmちょっとを歩いたところで、12時半に。毎週木曜日のランニング教室で走るコースのすぐ脇で、待ちに待ったお弁当タイム! ぎっしり詰め込まれたごはんをぺろりと平らげた子どもたちでした。そして、行動食を食べたり、りんごの丸かじりをしたり。午後1時15分まで、栗拾いを楽しんだり、食休みをしたりしました。
次の難所は、鈴ケ沢に向かう峠道。アケビを採ったり、木の棒を拾って杖にしたりしながら、だらだらと続く坂道を30分以上 上っていると、皆から随分遅れてしまう子が…。先頭の子が立ち止まったり、励ましたり、できるだけ前の方を歩かせるように配慮したり。
どうにか、峠に到着! 「あ~、疲れた!」と道に大の字になってのびた子も。
休憩後は、上ってきた道を下ります。元気に、どんどん歩く子たち。片っ端からツリフネソウの熟した果実を触り、はじけさせて種子を飛ばすことに躍起になる子もいました! 山椒の葉の爽やかな香りをかぎまくる子も。
おしゃべりに夢中になる子たちもいました。次から次へと話題が尽きない様子…。じゃんけん遊びのひとつを大きな声でしながら歩く子たちも。
センターまであと3kmほど。小休止した後は、(なんだ、あとちょっとじゃん!)という雰囲気になりましたが、やや集団が縦長になってしまいました。少し走って前に追いつく気もなくなったみたいです。
岩倉ダム湖の北岸の道を西へ。キンミズヒキやイノコヅチなどのひっつき虫の投げ合いが勃発し、はしゃいでいたので、なかなか前進しない子たちも。午後3時をまわりました。
センターまで残り1.1km地点で最後の休憩をとり、もう一踏ん張り。クズの葉を採ったり、きれいなお花を摘んだり、栗拾いをしたりしながら…。
午後3時40分。全員無事に帰園。疲れたので、もう二度と長い距離を歩きたくないという子もいましたが、ほとんどの子たちは、疲れたけれども、へとへとになるほどではなく余裕があったり元気が残っていたりしました。2回の活動で約40kmを踏破した学園生たちは、結構歩けるということに自信を持てた活動となりました。
18/09/23