12月16日
12月16日(日)も前日と同様、大掃除と炭焼きを並行して進めました。
朝食後、男女に分かれ、毎日の掃き掃除や週末の掃除では行き届いていない寮室の、大掃除から開始。掃除の基本は上から下へ と叩きこまれ、蛍光灯や蛍光灯器具などを一つずつ拭くことから取りかかりました。そして、長押や鴨居・障子の枠などに溜まった埃を拭き取り、畳に掃除機をかけ、かたく絞った雑巾で畳の目に沿って拭きました。大きな窓や網戸も前日と同様に、掃除。全員で取り組むので1時間半もあれば終わるかと思いきや、自分の棚の荷物整理を大々的にやり始めた子がいたため掃除開始が遅れたり、掃除中にトラブルが起きたりして、結局11時前までかかって、ようやくきれいになりました。
炭焼きの方は、前夜から朝にかけてもできるだけ火を絶やさないよう 薪をくべ続け、7時半には全員で窯の様子を見に行きました。そして、この日も8時半から中学生の就寝時間までは、1時間ごとにペアが火の番をしに行くリレー形式で行うことに。10時半過ぎ、当番のペアが忘れずに、窯の様子を見に行き、薪をくべていました!
大掃除の方は、ミーティングをして掃除の内容や手順を確認し、一人ないし二人で担当する場所を決めて、11時すぎからそれぞれ取りかかり、昼食と食休みを挟んで、午後5時頃まで行いました。
トイレは、換気扇を外して洗ったり、天井から床までの全ての壁や個室の仕切りを上から下へ拭いたりしていきました。毎日の掃除では手をつけていないペーパーホルダーやトイレタンク、便器の隅々までの拭き掃除や、履き物をきれいにすることも。
厨房掃除を志願した2人は、食育指導員の指示で、魚焼き機やレンジフードを磨いたり、ガスコンロの汚れを落としたり。「(汚れが)全然、落ちません!」と言いながらも、精を出していました。棚の上や扉、厨房の壁などもできるかぎり拭きましたが、夕方5時までに予定していた内容を終えられなかったので、続きは次週末に持ち越し。
センター中の、蛍光灯カバーを外して、器具や蛍光灯をきれいに拭くことを担当した2人。部屋によって蛍光灯カバーが違っており、外し方もいろいろで、特に大広間の蛍光灯器具の拭き掃除には時間がかかっていましたが、落としたり乱暴に扱ったりすると、蛍光灯が割れて危険なので、慎重に丁寧に進めていました。廊下にはカバーのない蛍光灯器具がついていて、拭いたり、外した蛍光灯を拭いたりすることをスピーディーにできるようになりましたが、案の定 蛍光灯を割ってしまうアクシデントも…。しかし、掃除を終えた場所は、少し明るくなった様。
浴室は、換気扇を外して洗い、壁(天井から床まで)のタイルの目地を丁寧に磨きました。レインスーツを着込み、届かない高所は脚立を使い、酷く黒ずんでいる所などは使い古しの歯ブラシでゴシゴシと磨いては、お湯で流すということを繰り返しました。
廊下担当の2人は、長い廊下の壁の汚れを拭いたり、壁と床の境目の巾木の上に溜まった埃や汚れを拭きとったりした後、隅々まで掃除機をかけました。そして最後に、雑巾がけを。初めはタタタターッと雑巾がけ競走をするような”一休さん拭き”をしていましたが、途中からは”シンデレラ拭き”をして、隅々までピカピカにすることができました!
自分の担当場所の掃除が終わった子たちは、蛍光灯器具や蛍光灯拭き・厨房など、まだの所を手伝い、きりのよいところまで掃除をしました。皆で協力してセンターを美しくしようという気持ちを2日間持ち続け、真剣に取り組めた子たちも多かったです。まだ、終わっていないか所や、手をつけていない場所は、次の週末に…。掃除の掃には”払い清める”、除には”すべてにわたって”という意味があるそう。学園生たちは、センターをきれいにするだけではなく、自分の1年間の厄や穢れを祓い、心も清めた状態で、歳神様をお迎えできるよう、もう一踏ん張りします。
昼食時には、2週間前に漬けた源助かぶ菜(しょうゆ漬けの方)を食べてみました。あまり箸が進まない子もいましたが、「うまい!」「おいしい!」と、ごはんをおかわりして源助かぶ菜をもりもり食べる子もいました!
炭焼きは、恐らく順調にいっていて、夕方前には「煙の色が白から青っぽく変わったように見えた。」との報告が当番の子からありました!
18/12/17