4月8日
4月8日(土) 35期が始まって初めての休日。生憎の雨でしたが、村めぐり(フィールド調査)をすることに。これから1年間暮らしていく売木村内の道や自然の様子を感じとり関心を深めたり、より親密な人間関係を築くきっかけにしたりするために、車ではなく歩きます。くじで3人ずつ4つの班にわかれた学園生たちは、地図を見て、どの方面に出かけるかを相談。どの班にも必ず継続生がいるので、その助言を参考にさっと決め、ナップザックにお弁当や水筒を詰め、活動中のルールや注意事項などを聞いてから、班ごとに「行ってきま~す!」ぱらぱらと小雨が降る中、レインスーツを着用して、10時半頃 全員出発。”2時半以降3時までにセンターに戻る”という約束ごとがあるので、数時間を同じ班の3人で過ごすことになった子どもたち・・・。
ある班は、南一地区の”不動の滝”を目指し、通学路を歩き南部へ。継続生が昨年度お世話になっていた農家さん宅にお邪魔し、滝の場所を教えてもらい、滝を見に。
同じく、通学路を通り南部方面へ向かった班が2つ。最初から最後まで、なぜか行動を共にすることになり、まだ開花してはいないけれど桜の樹を巡ったり、ヤギ小屋へたくさんのヤギを見に行ったりしていました。お弁当を、いつ・どこで食べるのかも、自分たちで決定。
約束の3時までにセンターに戻って来られたのは1班だけ。あとの3班は残念ながら20~30分遅れましたが、皆 無事に帰ってきました。荷物を片づけたら、報告会。班ごとに、どういうルートを歩き、何を見てきたのか、どこに行ってきたのかを発表。”山菜を少し採ってくる”という課題には、「ツクシとカンゾウを採ってきました!」と披露。”湧き水を探して飲む””よいにおいのするものを探す”など他の課題はできなかったけれど、誰も時計を持っていないのに時間通りにセンターに戻ってこられたのは、”村の人に挨拶をして、時間を聞いたりおすすめスポットを聞いたりする”という課題をこなしたから。
“各自、「春」を感じるものをスケッチしてくる”というタスクには、ツクシ・フキノトウ・クローバー・スイセンのつぼみ・木・風景などを描いてきた子どもたちでした。岩倉地区から長下地区方面へ出て南下し、白鳥神社まで行ってセンターに帰ってきた班の子たちは8kmくらい、他の3つの班は11~12km歩いた様。ぐずついたお天気の中、長靴で入園早々 長い道のりを歩いたわけですが、新入園生も自分の足でしっかりと歩ききりました! 新入園生たちだけでなく継続生たちもかなりお疲れモードでしたが・・・。村のことや自然のことを知れ、今まであまり関わりがなかった子と数時間を過ごし、話すことで距離を縮められた活動となった様です。
それぞれの班で少しずつ採ってきた山菜は、翌朝のお味噌汁の実に加えられ、皆で春の味を堪能しました。
この日の夕方、お風呂に入る前に、恒例の”足型とり”を行いました。
比べてみるために、来年の3月に再度とる予定です。
1年経てば足が大きくなり、山村留学中はよく歩くので、扁平足の子に土踏まずができたり、すでに土踏まずがある子はさらに発達したりするかもしれません!
17/04/09