5月7日
田起こしをして4日後の5月7日(日)の午後、代かきをすることに。午前中は部活動に参加して不在の中学生がいたので、お昼ごはんを食べてからミーティングをし、全員で田んぼへ移動。外は肌寒かったのですが、汚れても構わない服を着用するよう言われると、「じゃあ、半袖半ズボンで頑張る!」と支度した子たちも。
学園の田の代かきはもちろん、人力で。しばらく畦で騒いでいた子どもたちは、覚悟を決めて素足を踏み入れると初め、「ひゃぁ~、冷たい!!」と悲鳴をあげていました。
肩を組んだり手を繋いだりして、できるだけ隙間ができないよう横一列に並び、足踏み開始。自分たちの足で田んぼの中を歩き回って土を柔らかくするという人海戦術代かきです。
代かきの目的を咀嚼しながら、ひたすら足で土の塊を砕き、水と混ぜ、泥にしていく作業なのですが、開始直後から足を動かさず口だけ動かしている子たちが多く、牛歩・・・。
一生懸命足を動かしている子たちと、そうではない子たちがいて、なかなか進みません。どれだけ周りから注意されても、おしゃべりばかりして足を動かそうとしない子も。
足並みを揃えてほんの少し前進するのにも、酷く時間がかかったのでした。自分たちが踏んで歩き、かき混ぜた部分と、まだのところは、一目瞭然。随分時間は経ったのに、僅かしかとろとろの泥にできていないことに気づき、ようやくおしゃべりを封印し、作業に少し集中しだした学園生たち。
ケラを初めて見た子たちは、「何か、変なものがいる!!」と大騒ぎしていました。
単純作業ですが、皆が歩いたあとは、少しずつ水鏡のようになっていきました。
長い時間をかけて田んぼの短辺を歩いた後、長辺も歩き、残る隈なく人力代かき。きちんとできていないか所があると、そこを重点的に踏み、柔らかい土にしていったので、てんでばらばらに作業した時もありました。
全体を仕上げるために、最後はもう一度、横一列に並び、田んぼの長辺を足並みを揃えて行き来しました。
作業開始から3時間弱経った午後5時過ぎ、代かきを終了することに。どうしても、”田んぼにダイブ”をやりたかったHiさんが、満を持して飛び込んでいました!! 全身泥だらけになり、念願叶ってご満悦・・・。
代かきを終えた田んぼは、大きな水鏡となりました。田植えは、13日(土)にする予定。
17/05/11