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売木村の山村留学ブログ

4月21日

検尿のため、各自、朝 採尿しなければならず、いつもより15分早い5時45分に起床した学園生たち。全員 無事に採れ、ここのところ登校時間が遅くなりがちだった子も遅れないくらいの時間に出発することができました。そして、水曜日で下校時刻が早かったので、平日ですが帰園後、先日 雨のため延期した 畑作業をとりあえず進めることに。センター前の畑は、既に堆肥がすき込まれ、耕運機がかけられた状態になっていました。

だから、申し訳程度に、鍬で畑を起こすことから。畑の手前から奥に、後退しながら耕していくと、まっすぐ後ろではなく、斜めに進んでしまった子がいて、未開の地帯ができたり、速いだけでほとんど耕されていなかったり…。

それでも、奥まで到達すると、まだ起こしていない所に移動して、軽く鍬で耕していく子たちもいました。この日 畝を作る予定の場所をだいたい起こせたら、学園生たちは二人一組になり、いよいよ畝たてです!

平鍬を使って畝を作る 指導員の見様見真似で、実践してみる学園生たち…。じゃがいもを育てる予定の畝なので、じゃがいもの育ち方を考え、作る畝の幅や高さを再確認して、土を盛っていくことに。鍬を巧みに使いこなしながら、真っ直ぐ退きつつ畝を作っていくことは継続生でも容易ではありません。しかし、一年目同士のあるペアがとても上手に畝をたてていました! その畝をお手本に他の子たちも、曲がりなりにも畝らしきものを作ろうと、一生懸命 土を盛っていました。細長く直線状に土を盛り上げられたら、刃の部分を上手く使って表面を均していきました。

次に、マルチシートはり。じゃがいもの栽培では、成長に合わせた土寄せが重要なので、マルチを使わないのが一般的ですが、保温・保湿・雑草の抑制効果等に期待して、学園畑の畝には黒マルチを被せます。昨年 何度か作業を経験した継続生が、一年目の子たちに指示を出し、実演しながら教えていました! 畝に被せたマルチを長靴で踏み、ぴんと引っ張りながら、畝と畝の間に残した土を鍬でマルチの端にのせていく役割・畝とマルチの中心を合わせながら、畝をまたいだ低い姿勢で後退しつつ、マルチを伸ばしていく役割・マルチが風でめくれたり飛ばされたりしないよう のせた土を踏み固めていく役割…などをどれも体験できるよう交代しながら作業する学園生たち。

長靴でマルチを強く踏みすぎ 破ってしまったり、マルチの端に土をのせる時 隣の畝に被せたマルチをはがしてしまったり、畝とマルチの中心がずれてしまったりと、なかなか難しかった様ですが、6本の畝にマルチをはり終えました! 午後6時近くになっていたので、この日はここまで。鍬を近くの沢で洗い、干して終了。

21/05/07

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