5月1日
農家生活7泊を終え、午前11時頃から三三五五 学園生たちがセンターに帰ってきました。「行ってきました!」と元気な声を響かせ、初めての農家生活がいかに楽しかったかをそれぞれが話すので、俄かに騒々しくなったセンターでした!農家へ持って行っていた荷物の整理をしたり、ミーティングをしたりしてから、昼食。
午後は、じゃがいも植え。活動ミーティングで手順を確認した後、畑に移動し、4月16日にマルチを張って準備しておいた畝に、じゃがいもの種芋を植える作業です。数人ずつにわかれ、ものさしを使い、畝の中心線に30cm間隔で穴を開けることから。それほど難しい作業ではないと思われたものの、畝の中心線から大きく外れた所に穴を開け続けてしまった子たちが・・・!
次に、開けた穴の横に種芋を置いていきました。
それから、マルチに開けた穴を少し広げ、その場所を深く掘って一旦土を取り出し、化成肥料をひとつまみ施します。そして、少し土を戻し、種芋を置いてから覆土するという手順。
農家ペアで、ひと畝分を担当することに。手が小さくて、なかなか作業が進まないペアもいましたが・・・。
ひたすら同じ作業を繰り返しながら、横へ横へと。種芋の、伸びすぎている芽は一旦摘み、沢山芽が出ている辺りを上にして植えました。
9本の畝に”男爵”、畝3本に信州の伝統野菜である”紫いも”が植わりました!そして、植えた箇所が周りより凹んでいないかどうか点検。必要な所は手直しを。
最後に、水やりをしました。夏休みの帰省の時に、お家にお土産として持って帰れるよう、学園生たちはこれから水やりや芽欠き、草とりなどの世話をしていきます。
夜は、『オーケストラと友に音楽祭2016 コミュニティーコンサート in うるぎ』を聴きに、売木村文化交流センター ぶなの木へ。
名古屋フィルハーモニー交響楽団メンバーによる弦楽四重奏ということで、開演は18:30でしたが、コンサートの中でみんなで歌おうという企画があり、そのリハーサルのために学園生たちは17:40に会場入り。練習後、車内で夕食(お弁当)をかきこみ、開演に間に合わせました。
学園生の中には、このコンサートを何日も前から心待ちにしていた子たちがいました!また、クラシックだけでなく、子どもたちがよく知っているジブリやディズニー映画の音楽もプログラムに入っていたので、どの子も楽しむことができた様です。1時間あまり、素敵な弦楽四重奏を堪能し、売木小中学生たちから演奏者の方へ、花束ならぬうるぎ米贈呈。チェロ奏者には、学園生のHrさんが手渡し。
最後に、「上を向いて歩こう」の演奏に合わせ、売木小中学生や村の合唱クラブの方が歌い、会場の人たちも口ずさんで、お開きとなりました。普段なかなか聞けない生演奏。学園生たちも、心に沁みたことでしょう。
終演後には、子どものための楽器体験の時間が設けられていました。普段触れることのない楽器に興味津々で我先にと順番待ちの列に群がり、嬉しそうにヴァイオリンを体験する学園生たち。
3種類の楽器を全て弾いてみるという好奇心の強い子たちも多く・・・。こちらは、ヴィオラを弾かせてもらい、「音、出たね~。」「いいよ!そんな感じ。」と褒めてもらい、ご満悦?
柔らかな響きのチェロにも挑戦。その大きさと重さゆえに、ヴァイオリンやヴィオラのように顎で挟んで保持することが難しいので、エンドピンを床に立てて演奏するスタイル。
殆どの学園生たちは、貴重な機会を逃すまいと、時間の許す限り楽器体験も楽しみました!
16/05/03